RIMPA展

最終日、大雨の中ようやくayaちゃんと行ってきました.
雨だというになんじゃこの人だかりはっ!
最終日は混むってわかってるのにどうして学習機能が働かないのかしら.
人の多い美術館なんてそれだけでイラッとしちゃいがちなのに、今回は展示がとても良かったので人ごみの中珍しく気分良く見学できた.

琳派?いいじゃん!ってだけで行ったので展示品の内容を知らなかったのも良かった.
すごいじゃん、すごいいい物並べてるじゃん.
数を揃えるためだけのものが無かった.

まず宗達.日本の美展だか、とにかく国立博物館で見た『舞楽図屏風』と再会.宗達は白の使い方がいいね.
たらしこみの技法を使った牛の絵もいい.本阿弥光悦との共作『鶴下絵三十六歌仙和歌巻』も2度目の再会.これもまあ、なんとも大胆な作品でかっこいいったらない.
宗達のギリギリのバランス感覚っていうのかなあ、あともうちょっとやりすぎたらぶち壊しっていうあの大胆さがいい.時代を超越してる人だと思う.風塵雷神もできれが宗達のが見たかった.
光琳は逆に物凄くバランス感覚がいい人だと思う.工房の長ってイメージだなあ.
酒井抱一の『夏秋草図屏風』『月に秋草図屏風』、思わずうっとり見とれてしまった.どちらも大好きな絵です.銀に青い月が浮かんでいる様がデザイン的で非常にモダンな印象を受ける.
圧倒されたのは川端龍子の『草炎』.黒地に金の濃淡で草の葉が大胆に描かれた大きな屏風.
ルドンの『オリヴィエ・サンセールの屏風』も良かった.