ク・ナウカ『アンティゴネ』@東京国立博物館
ちょうど国立博物館に行った時に設営してるのを見た公演だ⇒http://d.hatena.ne.jp/kogame/20041010
能や歌舞伎の衣装を意識したような衣装と美術が素敵.かなりの雨が降っていたけれど大丈夫な衣装なんだろうか.
打楽器をフューチャーした音楽と独特の台詞回しが同じリズムを刻んで、全体的にとても音楽的な仕上がりです.
コロスの扱いも非常に音楽的でオリジナルなギリシア演劇を表現しようという気持ちの表れなんだろうか.
それともこれがク・ナウカの特徴というか宮城演出の特徴ということかな.
いや、前に見た『エレクトラ』は文楽の手法を使ってたから、今回はギリシア悲劇風の演出だと思っていいんだろう.
かなり濃いのでずーっとやられると食傷気味になるその一歩手前の上演時間に抑えているのがいい.
ここの女優さんは大抵綺麗だけれど特に美加理さんは綺麗だわ〜.見とれちゃう.
演出の宮城さんがインタビューで、「男は自分がいる環境やその場にあるものをルールとして見ることはない、だから外部にルールを築きそれに自分を合わせようとする」といったようなことを言ってた.ふむ.おもしろい.男の人ってそうなの?