米朝の上方歌舞伎案内

今週から始まった教育テレビにシリーズ.上方歌舞伎について米朝さんが昔の思い出話も交えながら語ってくれてます.
懐かしい映像を挟みつつ上方独特の魅力を紹介してくれる楽しい番組でした.
上方ならではの町人文化から派生した「笑いの文化」「おかしみ」というのは、米朝さんがおっしゃるように上方で生まれ育った者でないとなかなか難しいといのがよくわかった.ふとしたアドリブ、呟きが関西弁で出ないというのは上方歌舞伎のおもしろさが半減してしまう.
「クサい演技」=「わからせる」というのも特徴だという.江戸では多分「粋でない」と敬遠されるような余計なことでも「わかってもらえなきゃ意味が無い」とあえてクサい演技をするというのは、今の関西のお笑いに通じるものがある.
鴈治郎さんと米朝さんの対談あり.普段鴈治郎さんってとっても小さいと思ってたのに、さらに一回り小さい米朝さんにびっくり.