クリオネプロデュース『パリアッチ』@スペースゼロ

【作・演出】倉持裕
小林高鹿 瀬戸カトリーヌ 片桐仁 細見大輔 伊達暁 ぼくもとさきこ 郷本直也 野口かおる 玉置孝匡 つまみ枝豆 こぐれ修

感想後ほど.
今日は粟根まこと氏が見にいらしてました.


【追記】
イタリアオペラ『パリアッチ』上演中の劇場のVIPルームを舞台にしたお話.
パリアッチ』知らない私でも、『アンタッチャブル』でロバート・デ・ニーロが見ていたものだと言われればピンとくる.実際あのアリアが舞台にも使われてたし、玉置さんが物真似も披露してた.
オペラは門外漢なのでパリアッチと言われても道化師しか思い浮かばないのだけれど、ぐぐってみると、妻の不貞を知った夫の道化師が妻を殺してしまうというこのオペラ自体が芝居の伏線みたいになっているのね.だから高鹿さんのジャージはピエロっぽかったんだ.
道化師というテーマをもう少し意識しながら見ればよかった.


倉持脚本は出口のない狭い世界でダメ〜な人達がグルグルしている感じのほうが好き.あ、でも今回のもVIPルームを出入りする人達だけで構築された世界ではあったか.演出も倉持さんがしてたけど、それにしては普通っぽかった.スペースゼロの開放的な空間がそう思わせたんだろうか.これまでの倉持作演出作品って、感情の起伏はあれど乾いた雰囲気を醸し出すものがどこかにあったんだけど、今回はそれがなかった.


役者はみな良かったです.特に違った方向にエキセントリックな3人の女優陣が良かった.