建仁寺


食事の予約の関係で30分しかいられなかったのが残念なくらい居心地の良い建物だった.
最初にが特別公開中の天上画、小泉淳作筆『双龍図』を見に法堂へ.創建800年を記念して2002年に描かれたものだとのこと.1匹の龍の天上画は珍しいものではないけれど、2匹の龍というのはなかなか無いんだとか.鳴き龍のような仕掛けは特になかった.禅寺らしく非常に簡素なお堂だった.
方丈へ戻り白砂の眩しい枯山水のお庭を眺める.「大雄苑」と言うらしい.庭の片隅には織田信長の偲んで弟の織田有楽斎が建てたという石塔があった.方丈の入り口付近には建仁寺が持つ国宝俵屋宗達風神雷神図屏風』のレプリカが展示してあった.確か本物は東京か京都の国立博物館に保管中だったはず.一度だけ何かの展覧会で本物を見たことがあるが、それ以降なかなか本物を見るチャンスが無い.次はいつ見られるかしら.
方丈では橋本関雪が描いた襖絵も見ることが出来た.