九月大歌舞伎 夜の部
一、 平家蟹(へいけがに)
冒頭、いきなり映像にかぶせて白石加代子さんのナレーションが始まります.「平家の方々」うんぬんって、まさに今の大河じゃないですか.岡本綺堂作らしく伝奇的な着想がおもしろく、わらわらと出てくる人の顔くらいありそうな蟹たちや、最後の大海原へ沈んでいく大道具も良かったのに、ああ、それなのに.日々の寝不足に打ち勝つことが出来ませんでした.ずーっと客席も暗いんだもん(八つ当たり).
芝翫さんも良かったのにな…
でもって、あまり橋之助の舞台を見たことがないので、途中まで信二郎さんかと思ってた.遠目からだと面長な顔立ちが似てんだもん.