第九演奏会

お友達関連で地元オーケストラの演奏会に行ってきた.
まあ、びっくり.はっきりいってここまで凄い演奏会は始めてでした.
演奏会ではなく発表会という名前だったらびっくりしなかったんだけどね.
唯一良かったのは演奏中にお喋りする人があまりいなかったこと.ま、どこからか鈴の音がチリンチリンと何度か聞こえてきましたけどね.


やたらと多い途中入場者だけでもうんざりだったのに、合唱者が入場した途端フラッシュの嵐が!
入場シーンだけかと思ったら演奏中にも容赦なくフラッシュたかれて呆然とした.


で、演奏のほうはというと、始まってみたら第1楽章冒頭の第二バイオリンとチェロのトレモロが全然聞こえてこない.のっぺりした単音に聴こえちゃって先行きに不安が募る.
その後も普段なら聞こえてくるメロディーが埋もれしまったりと、あれ?ってところが多々あって、ま、逆に飽きない演奏ではあったけど、第九を聴きに行ったはずなのに音楽的満足は得られませんでした.
4楽章のソリスト達もひどい.さすがの母親ですら「下手だった」って感想をこぼすくらいの出来だった.
合唱は趣味でやられてる方達なのでまあいいです.でもソリストはプロなんだからもうちょっと聴かせてくれないと.
4楽章は演奏もアンサンブルが崩れてハラハラする箇所が何度かあった.


お口直しに東京に戻ったら手持ちのCDでも聴きますか.
ちなみに生で聴いた中ではベルリンフィルと共に来日したスウェーデンの合唱団の合唱が圧倒的に素晴らしく鳥肌ものでした.

手持ちのCD

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(LIVE) 1986 指揮:アバド
フィルハーモニア管弦楽団 1956 指揮:カラヤン 
ヨーロッパ室内オーケストラ 1991.6.21  指揮:アーノンクル
コロンビア交響楽団 1959 指揮:ワルター
バイロイト祝祭オーケストラ 1951 指揮:フルトヴェングラー


一番聴くのは軽快で聴きやすいアバドウィーンフィル
今回はアーノンクルでも聴こうかな.