M.O.P『水平線ホテル』

M.O.Pは小劇場(でいいんだよね?)の中では珍しくハードボイルドというかキザな芝居をやり続けてるなあ.戦中のイタリアを舞台にイタリア人やアメリカ人がいかにも言いそうな台詞回しをネタではなく本気でやる芝居は実際のところ小劇場ではほとんど見たことがない.
マキノノゾミの好みもあるだろうけど、キムラ緑子小市慢太郎三上市朗というキザな台詞が似合う役者が揃ってるってのも大きい.小市さんも三上さんも客演の時とは全然違ってダンディー路線突っ走ってるもんなあ.
「スティング」あたりを彷彿とさせる最後の大どんでん返しが爽快でした.