天国の本屋

天国の本屋-恋火 [DVD]
よく朗読劇のチラシを見かけたので気になっていた話だ。
人間は誰もが100歳という寿命を持ち、現世で死んだ後は100歳の誕生日がくるまで天国で過ごし、100歳が来たら地上に戻るという設定だった。
生きているうちに本屋のバイトとして天国に連れてこられた青年が、子供の頃にピアノを目指すきっかけとなったピアニストの女性(竹内裕子)と天国で再会し、彼女が現世で完成させられなかった曲を一緒に作曲する。現世ではその女性にそっくりに育った姪が、女性の元恋人で彼女からピアノを奪うきっかけを作った花火師の男性になんとかもう一度花火をあげてもらおうと奔走している。最後は待望の花火も上がり、天国から戻った青年が例の曲を弾いているところで姪っ子と出会う。
簡単に言えばそんなお話でした。


天国で心のリハビリをして現世に戻っていくとこまではいいんだけど、記憶残っちゃうんだ。絶対消されると思ったのに。いわゆる「いい話」なんでしょう。ベタな設定をいかにも「泣けますよ」とばかりに煽ったりせず淡々と静かに描いていた。
ただ「ふーん」とばかりに傍観してしまったのは、どの人にもピンとこなかったから。特別好きだったり興味のある役者が出ていないことも影響したのか、役者の演技がばらばらで全部一人歩きしてるように見えてしまった。一緒にいてもその二人が互いをどう思ってどう変化していくのかが伝わってこない。一人一人を見たらそんな悪くないのに、全体として統一感に欠けてるように思えてしまった。
玉山くんは目の大きいミッチーに見える。すごく綺麗な顔立ちだとは思うけど、顔の大きさがどうしても苦手。