日本美術が笑う@森美術館

赤坂のフレンチレストランでランチを食べ、てくてくと話のネタに新国立美術館に行き、そのまま六本木ヒルズまで.
つーかーれーたーー.っていうかさ、最近六本木の美術トライアングルが何かと話題だけど、私は断固上野支持.特に休日の六本木界隈はとてもとても美術を堪能する環境じゃありません.特に森美術館は展望台お目当て組と一緒に並ばなくちゃいけないから、チケット買う時点からなんか違う違うって違和感たっぷり.平日の夜にひっそり行くのがいいのかもねえ.
行くまでに疲労困憊で肝心の絵に集中するのが難しい.しかもなんか展示の仕方が変.敢えてああいうパーティションにしたのかもしれないけど、無駄な動線が多いし、やたら狭いがために人が溜まっちゃう箇所がいくつかあったりと落ち着かない.若冲、応挙、宗達といった早々たる画家の動物達や、蘆雪、曾我蕭白暁斎の人物画など惹かれる絵は多々あっただけにもったいないなあ.
動物好きとしては宗達のありえない顔の犬や、若冲の真っ白な象や伏見人形図、池大雅の葛の葉あたりがお気に入り.暁斎の意地悪そうな猫が目立った鳥獣戯画も記憶にとどめよう.