七月大歌舞伎『十二夜』

再演をayaちゃんと見に行ってきました.歌舞伎座で連れがいるというのは2年に1度あるかないかという珍事だ
というのに、今日は会場で会社の同僚に会いました.これまた特大級の大珍事.
初めて見た時に一番違和感を覚えた普段の歌舞伎では絶対に使わない単語の数々も2度目となったらほとんど気にならなかった.初演の時はアールデコ調のセットや台詞回しより何より「真実の愛」を語りまくる歌舞伎というものが凄く不思議で、歌舞伎役者がやれば何でも歌舞伎と言われてもやっぱり「これ歌舞伎かなあ」って思ったことも事実.今回もあくまでシェイクスピアの作品和風演出として楽しみました.先日の『お気に召すまま』といいこれといい、この手のシェイクスピア喜劇は大好きなので、歌舞伎役者バージョンの十二夜が見られるというのは嬉しい限り.歌舞伎座ではなかなか難しいとは思うけれど、この手の試みが続くといいなあ.