パリ2日目 ルーブル美術館


さくっと起きて朝からルーブル行くつもりだったのに起きてみたら10時半とか.Mさんが仕事に行ってるはずなのにまーーーったく気づかず寝続けてたらしい.翌日も同じく微動だにせず寝てたみたいで、Mさんに「こんな人初めて」と驚かれた.
のんびり支度してたらもうすぐ12時!とはいえ今日は水曜日.ルーブルは21時30分までOPENしてます.働かない働かないと言われるフランス人だけど、こういう思い切りの良さは素晴らしい.通常DENONから回るんだけど、この時間は絶対混んでると思いRichelieuから責めてみた.閉館ぎりぎりまで1日中美術館にこもり地図を片手に歩き回った.それでもやっぱり全部は回りきれないんだよね.前回見なかったエジプト文明は制覇.そのかわり古代ギリシャ彫刻とフランス彫刻をあきらめた.気づいたら中世絵画も見逃してた.これは見たかったなあ.
DENONには最後の最後に行ってみた.多分8時過ぎだったと思うけど、この時間でも結構な団体客が来てた.それにしても数年前に比べてなんと日本人が減ったことよ.見かける東洋人のほとんどは中国人が韓国人.日本の不景気をこんなところで如実に実感.
21時過ぎまで眩しいほど明るいので、帰りはMさん宅まで歩いてみた.15分くらいで着いちゃったよ.ちかっ!


こっから先は単なる写真展.
メソポタミア文明の巨大な遺物は大好き.サルゴン2世の宮殿のモチーフ.

ハンムラビ法典

アパダナの大斗.これ天井まであるんだけど、実際にはこれが柱のちょうど頭部分だっていうんだからどんだけ大きな柱だってこと.スケール感が全然違うわ.
 
エジプト古代文明

タンバリンを振ってるキュートな何か.これのほかにも同じような顔の像に同じ名前が使われたから、どっかの神様か何かなのかな?

ルーブルで1,2位を争う美少女だと思う.クラナッハの少女.かわいい.

今回北方絵画展示室にて現代アーティストのヤン・ファーブルの作品展が開催されていた.至る所で一風変わった作品に遭遇し一瞬ギョッとする.
 
 
 

大好きなフラゴナールの絵達.

今回グッときた作品.レンブラント

美しいのもあれば、これは…ってのもあって、ちょっと聖母子像を集めてみた.覚えてるのだけ画家名記載.
チマブーエ.

BOTTICELLI.硬質な美しさと夢見る瞳がたまらんですね.
 
BOTTICELLIの中でも1番好きな聖母子.

作者不明.顔色が悪すぎやしませんか.

GIOVANNI DA MODENA.こちらも少女のようなふっくら頬のわりに不気味です.

PIETRO DI GIOVANNI D'AMBROGIO.この画像だとわかりづらいけど、これもやっぱり不気味な聖母子でした.ドス黒く長めの顔が怖い.

GHIRLANDAIO

BOTTICINI

BELLINI.力強い「おっかさん」的な聖母です.

PERUGIN.こちらもちょっぴり庶民的な聖母.
 
Leonard.聖アンナの表情が好き.並べるとレオナルドの不思議さが際立つ.

BRONZINO.陶器のような肌感がブロンヅィーノらしい.