パリ3日目

ギメ美術館 北斎


なんと日本で見逃した北斎の新発見された龍の肉筆画をパリで見ることが出来ました!しかも虎の絵とセットです.ギメは絶対行こうと思ってたので日本で公式サイト見たら特別展で北斎展やってるじゃないですか.そりゃもう見るしかない.
相変わらずのんびり準備して出かけてみたら入り口にそこそこ列が出来てて、あーパリでも混むのかなあって覚悟してたら、セキュリティーチェックで時間がかかってるだけだった.こっちは空港みたいなチェックがあるからね.それでも特別展は結構な入りで、でも時間かけて見てたら実はたまたま団体客や学生の集団見学と重なってただけみたい.ひっきりなしに人は来てるものの、確実に日本よりは空いた空間で見ることが出来た.
初期の浮世絵から冨嶽三十六景の有名どころ、花鳥図、妖怪図、デッサンなど少数ながら多くのジャンルが網羅されていた.中でもフランス人が捕らえた北斎というコーナーがあったのが面白かった.特にゴンクールの文章がよく用いられていた.
お目当て肉筆画は最後の展示室にあった.最後なのでいい加減疲れてきてるのかサラッと流しちゃう人が多くて、おかげさまでじっくりゆっくり独り占めして龍と虎を楽しんできました.虎の絵はこれじゃなくて、夢見る瞳で空を見上げるののほうが好き.龍の絵は、後ろ足のどちらか(なのかな?)の角度が不思議だった.どういう体勢になってるんだろう.
ここでも普通に写真撮ってる人がいたんだけど、特別展でも写真OKだったのかなあ?特に写真禁止のマークはなかったけど、習慣で撮ることはできなかった.

続いて通常展.通常は無料で見られます.北斎展を見る人だけは7ユーロ必要.前回同様クメールの仏像とチベット密教の仏像に心奪われる.クメールのほうはシンプルで滑らかなラインが美しく、チベットは濃厚で複雑な装飾が面白い.

相変わらず5時間くらいかけて見学し、地下の食堂でランチを食べてたら、60過ぎくらいの日本女性に声をかけられた.しばらく話してたらなんとお一人であちこち旅行されているらしい.そのエネルギーに驚く.今ですらかなり面倒になってきてるのに、自分があの年齢になって同じことが出来るかどうか正直自信がない.60過ぎでも元気に一人で海外行けるくらいのバイタリティーが残ってるといいな.

エッフェル塔


IENAからエッフェル塔まで歩いてみた.今回天気に恵まれていた中、唯一この時だけ通り雨に降られた.ちょっとだけ登ってみようかなーって気分になったけど、結構な混雑だったのでやめておいた.

オルセー美術館

昨日はルーブル、今日はオルセーが21時過ぎまで開館してるので、既に夕方だったけどC線に乗ってオルセーに向かう.個人的嗜好としてルーブル>オルセーではあるものの、マネやモローの絵を見るのはやはり楽しい.あとオルセーは彫刻がいいの.ロダンはもちろんその隣にあるカミーユの彫刻にキュンとする.ゴッホは画集やTVで見ても全然いいと思わないのに、生で見るとパワーに圧倒される.なので生で見るゴッホは大好き.マネの黒はいいねー.
食事を一緒にした女の子はオルセーのほうが好きでルーブルはどう見ていいのかわからないって言ってて、まあ確かにねーって納得.ルーブルの絵はある程度のイコロジーとかアナロジーの知識があったほうが楽しめると思う.中世やルネッサンスの絵には絵解き的な楽しみがあるからね.

ここからは単なる写真展.
クメールの仏像
 
 
タイの仏像

ミャンマーとかそのあたりの仏像

???
 
中国
 
ネパールとかチベットとかその辺
 
 
 
パキスタンとかアフガニスタンあたり