国宝 法隆寺金堂展@奈良国立博物館

http://www.narahaku.go.jp/exhib/2008toku/horyuji/horyuji-1.htm
東大寺金堂の四天王が間近で見られるってんでいそいそと奈良国立博物館に行って来ました.あっついぞー!
7時に出て関が原から高速に乗り9時40分くらいに奈良到着.県庁横のP(1日1000円)に車を停めていざ博物館へ.
新館前では唐招提寺のハスの花が見られます.

まずは四天王.金堂は暗闇の中で、かつ正面からしか見えないけれど、今回は四方八方から観察可能な展示方法が取られてた.広目天多聞天増長天持国天、それぞれほぼ体躯も顔立ちも変わらず、持ち物がそれぞれの特徴を表してた.お腹を突き出した姿勢で思ったより肉厚な体つきだった.持国天が踏む邪鬼は牛面、増長天の邪鬼は頭上に一角があり、そこが違うとこ.多聞天持国天が左手で持つ棒の飾りには玉虫厨子と同じ装飾の名残があるらしい.背面からみると意外と当事の色や装飾が残ってる.
釈迦三尊像台座に薬師如来像台座もお目見え.普段は裳こしに隠れている部分が見られるわけですね.解説で○○の絵が見つけられるとかあるんだけど、物によってはどこが何なのかさっぱりわからない.赤外線あたりを通すとわかるのかしら.
金堂西の間天蓋を目の高さで観察することもできた.色とりどりの玉を使った装飾や天井裏の絵がなんとも鮮やかで美しい.外側に付けられた楽器を弾く天人や鳳凰像が手作りキットで作った工作みたいで可愛らしい.
今回は金堂展ということで展示品は極少数.とはいえどれもこれも逸品ぞろいなので満足.

博物館地下の通路にあるレストランにて中華のセットを食べて腹ごなし.なかなか本格的な麺が食べられる.デザートも有名店のを置いてるらしい.
本館に移動して多くの仏像を見る.奈良の国立博物館は近在のお寺から預かっているのを含め見ごたえのある仏像揃いで楽しめますよ.