鴨川ホルモー

鴨川ホルモー (角川文庫)

鴨川ホルモー (角川文庫)

気になってた作品が文庫に落ちてたので買ってみた.映画にもなるしねーってことで.
面白い.もっとくだらないかもっとマニアックな作品だと勝手に思ってたけれど、京都の裏っかわとか式神とか扱っているわりに淡白かつあっさり軽やか.ホルモーという競技も読者が納得するもしないも関係なしってサクサク進んでいくし、どっちかといえば青年の成長物語な側面のほうが強い.本人にとって大切なとこだけ強調しあとは流すという日記のような強弱のつけ方がこっちにすればむしろ客観視できて読みやすかった.
主人公が一目ぼれする美少女の「鼻」が強調されるので、鼻と言えば栗山千明だろうと自然にあの顔が思い浮かんでたのに最後に帯見たらどうやら栗山千明はもう一人の凡ちゃんをやるらしい.あの鼻に勝てる女優がいるんだろうか.
鹿男や最新作にも手をつけてみようかと思う.