柴田よしき『聖なる黒夜』

聖なる黒夜〈上〉 (角川文庫)

聖なる黒夜〈上〉 (角川文庫)

聖なる黒夜(下) (角川文庫)

聖なる黒夜(下) (角川文庫)

急に何読んでたかったってっとこれ.前に読んでから*1もう5年もたっててびっくり.そりゃ練と麻生とヤクザの幹部が殺されたってことくらいしか覚えてないはずだ.といってもおぼろげながら思い出しつつ読んだので何も知らなかった前回より落ち着いて読めた.前はリアルタイムの犯人探しと練の過去のどっちもが交錯しまくってたので.どうなるのどうなるのってドキドキしながら読まざるをえなかったもの.
ネタ知りながら読んだ今回、改めて人にとっての幸せってなんだろうなーって哀しくなった.人の幸せなんて他人がどうのこうの言えるものじゃないし、自分の認識次第だなって.練も麻生も端から見たら不器用でしょうがないし敢えて負の選択をしてるようにも見える.でも本人達は幸せなんだろう.

*1:id:kogame:20040528#1106574608