ルーブル美術館展―17世紀ヨーロッパ絵画@国立西洋美術館

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母親と一緒に上野へ.入場待ちの列があり混んではいたものの予想より少ない.ルーブル展といえば毎年のように開かれそれほどパッとしないイメージ(何せ本家の展示品がどれもこれも凄すぎるので)ですが、今回のは私好みの絵が多く楽しめました.
そして毎度のことながらキリスト教ギリシア神話のエピソードを復習すべきだと後悔.これナンだっけ?って思う絵が一杯あった.
フランス・ハルスの活き活きした道化師は居並ぶ肖像画の中でもパッと目をひく.フェルメールの小さな小さな青と黄色の『レースを編む女』、きらめく青がやっぱ綺麗.レンブラントの自画像、ロランの海、ベラスケスのマルガリータ、ファン・ダイクの貴族の肖像画など、これぞという教科書的なチョイスがかえって嬉しい.中でもラトゥールの『大工ヨセフ』は何度見ても素晴らしい.間近で見ても指から透けるろうそくの光の描写に圧倒される.ムリーリョの聖母と愛くるしい天使達にも毎度の事ながらホッとさせられる.