歴史大河スペクタクル『唐招提寺1200年の謎』

TBSはずっと唐招提寺の修復に密着して時々特番をやってたので今回はそれにドラマを加えた集大成といった作りだった.新しい発見や、古代の職人の技なんかはいつもの特番のほうが見ごたえがあったかなー.ドラマは細切れだったのが残念だったけどドキュメンタリー部分との繋ぎが自然でなかなか面白かった.欲を言えばもう少しドラマをじっくり見たかった.なるべくしてなった女帝である孝謙天皇光明皇后との確執とか、へーって思ったもん.唐招提寺近辺の人間関係よりは出来た母親を持つ娘の苦悩と道鏡の出現とかもう少し突っ込んで見たかった.
如宝や智努についてはこれまでの特番でも扱われていたので馴染みがあったものの、山本君がやった仲麻呂の息子については知らなかった.歴史の教科書で単に藤原仲麻呂の乱って1行で済まされても全然ピンとこないけど、こうやって父息子の対立とかそれぞれの思う理想とかを想像すると、ぐっと身近になるってもので.ちょうどここのところ興味持ってた時代だったので、こういう時代劇ならいつでも大歓迎!時代劇っていうとなんで武士になっちゃうのかなー.