マレーヒルの幻影@本多劇場

作・演出 岩松了
麻生久美子 ARATA 三宅弘城 荒川良々 市川実和子 松重豊

上京した妹と2回目の観劇.今回は展開がわかっていたからかえって間延び感が強まってしまった.
ギャッツビー未読なのがダメなのか、なんで主人公2人がいつもプリプリ怒っているのか理解できなかった.この女性のどこがそんなに好きなのか、今と違って昔はよほど魅力的な女性だったのか、それとも若いからこその盲目の愛だったのか、ギャッツビー読めば謎が解けるのかしら.
2回とも5列目以内で見たので、舞台上の緊迫したやり取りがそのまま伝わってきて、錆付いて軋んだ感情にさらされてしまい疲労困憊です.後ろからだと多少は中和されてもう少し気軽に楽しめたような気がする.いずれにせよ登場人物がみな神経過敏で遠慮したい世界だった.そんな中、三宅さん演じるタナカの実直さが救いとなった.

長塚圭史勝村政信の両氏を目撃.