LAST 5 YEARS＠シアターコクーン
行ってみたらなんと1列目．この芝居で1列目はなかなかきつい．贅沢と言われようがもう少し後ろで見たかったよー．
あとなんかアフタートークショーがあった．まったく知らなかった（っていうより忘れてたのか？）のでびっくり．
詳細感想はのちほど．
とりあえず目の前にいる村川絵梨が可愛くて可愛くて、あんまり可愛いから歌の出来とかどうでもよくなった．結構厳しいところはあったんだけどねー．
山本君は口でなんと言おうとも余裕っぽかった．ただ今日は2公演だったせいか声が時々厳しそう．ヘドであんなに酷使しても大丈夫だったのにそれくらいL5Yの楽曲は難易度高いってことか．
追記
過去最高に大きい劇場に場を移しての3回目の再演です．この芝居にこんな大きな会場で大丈夫かしらって思ったものの、1列目ではあってるのかあってないのかすらよくわからなかった．
演出はほぼほぼ変化なし．変更点といえば、衣装がコロコロと変わった．肝心の衣装センスは前よりは良くなってた．途中背景に有名絵画登場．多分ひとつはアングルのド・ブロリ公爵夫人の肖像だったかと．も1つはルネサンス期の聖母子像．見たことあるけど作者思い出せず．リッピとかアンジェリコとかあのあたりの雰囲気．でもなぜ？携帯が今時あなり見かけない初演当時のモデルだった．クリモヴィッチの歌で帽子の片方の正面にキラキラした雪の結晶のような模様をつけて、それを前にしてかぶると時計、模様がないとクリモヴィッチという風にうまく使いわけてた．相変わらず影での出来る女演技あり．あれ興ざめ〜．
お初の村川さん．TVでたまにみかける女優さんです．歌えるかどうか全然知らなかったので思いのほか歌えててびっくり．柔らかい声質が大変好みだったのでそれだけでかなりポイントアップ．ただ動いて歌うところでは息があがっちゃってコントロールが難しそうだった．特に息があがったところでの低音が揺れちゃうのね．それに比べると山本君は動き回っても全然歌がぶれない．当たり前のように見てたけど腹筋なのかな、筋力がないとあんなに揺れちゃうものなんだ．高いところはむしろ勢いで持っていけてた．この芝居はジェイミーよりキャシーのほうが難しいと思う．変なテンションの歌が多いし、それを日本語で痛々しい女の子に見せずに芝居するってなかなか大変だと思うけど、少なくとも彼女はその辺は大丈夫だったんじゃないかな．ただほうき持ったり両手オーバーに広げたりとかいうアクションが多い役だから遠めで見たときにどう映ったかはわかんない．彼女は冒頭の別れの歌でポロッと一粒涙をこぼしたの．それが凄く綺麗で可愛くて、その涙と表情でキュンときてしまったのでその後も大変温かい目で見させてもらいました．キャシーは悲壮な表情から徐々に明るい笑顔になっていかなくちゃいけないんだけど、どちらかというと哀しい芝居のほうが得意なのかなと思った．歌ってるからなのか笑顔でも目が真剣になっちゃってからっと明るい笑顔にならないのね．それが惜しいなーと．逆にその表情が哀しい芝居にはぴったりだった．
山本君は3回目ということもあって余裕綽々に見えた．一つ一つの動きにちゃんと意味もたせて動いてるよね．今回珍しく高音が出ずらそうで、えーっとなんだっけ、これどこかに物凄く高い音あるんだよね、ハイCだっけ？あそこ、今まで見たときには確実に出してたけど今回ギリギリだった．いつもなんでも完璧にこなしちゃう彼だからかえって人間臭くてよいもの見たわとすら思った．えへへ．あと今回ホール大きめだから音響の設定が多分結構遠めにしてあるんじゃなかな．1列目だと頭上を声が通り抜けていくようで少し寂しかった．たまに聴こえる生の息使いでプラマイゼロってことにしておこう．もうダメなんだってキャシーを想う歌でポロポロ涙をこぼす山本君がすぐそばに．でもね、今回キャシーがあんまり可愛いからジェイミーひどい！勝手に泣いとけ！つか泣く権利ないし！とか思いながら見てました．
アフタートークショーですずかつさんが、ジェイミーをやれる役者は本当に限られる、もっともっと再演を山本君で続けていきたいって言ってて、そしたら一度ヘドみたいに全編英語でやりませんかねって思いました．英語オリジナルのものは英語で聴きたいし、山本君なら英語詞に何の不安もないし、多分お相手も見つかるのではないかと安易に考えてみたりしたけどやっぱ難しい？
あとすずかつさん、山本君を主役にオリジナルミュージカルができるといいなって語ってて（自分がやるとはおっしゃいませんでしたが）、それは是非とも！と願ったしだい．あんなに歌える人を遊ばせておく手はない．どんどんハードルの高い役をあげてください、ファンはそのハードルをさらっと越える（裏の努力を見せない人なので）彼を見るのが楽しみです．
とりあえず次再演することがあったらぜひ英語で！
