博覧会〜世界は二人のために〜@東京グローブ座

作:千葉雅子 演出:池田成志
荒川良々 星野真里 大谷亮介 菅原永ニ 池田成志 篠井英介

感想のちほど

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戦時中の台湾を舞台にした芝居一座の話。座長&ベテラン役者を篠井&大谷さん、若手役者を良々くん&菅原さんという配役が絶妙。
居ずまいからこの人がどういう人かってわかるんだもの。星野真理の時点で何かやらかすんじゃないかと思うっていうかそんな感じ。
キャストの顔ぶれでチケット取っただけなので勝手にからっとしたコメディーかサブカル臭のする不条理劇かと想像してたら全然違った。作・千葉さんって見て納得。千葉さんの書くものって現代ものですら昭和の香りがぷんぷんするのに、さらに時代が戦中ときたら、そりゃもう昭和ど真ん中。珍しく凛々しい良々くんが大変良かったです。菅原さんの軽薄な空気もこれまた良し。
夢と金とどちらも追うのは難しいなりとせちがらい感想を持つに至る。