日本人こころの巡礼〜仏像の祈り〜「奈良の都の仏像1」

第1話ということもあり有名どころです。今気づきましたが冒頭の有名仏像スライドショーに秋篠寺の大元帥明王像がいるじゃないですか。

興福寺:阿修羅

脱活乾漆像という文字だけでテンションあがるー。脱活乾漆愛してます。重さわずか15Kも脱活乾漆がなせるワザ。台座は州浜座。

北円堂の弥勒如来

運慶作。弥勒は修行中の菩薩ではあるものの将来如来になることが約束されているので華美な装飾はなし。光背は天女。無着・世親像の紹介もあり。

薬師寺十二神将

薬師寺には何度も行ってますが、今の今まで「新」が「霊験あらたか」の「あらたか」だとは知りませんでした。聖武天皇の病気回復を願った光明皇后の創建。お松明もいいですね〜。行ってみたい。
日本最古かつ日本最大の十二神将。当然のごとく伐折羅が代表格ですね。でもここの迷企羅も相当かっこいいです。薬師如来を敵から守るお役目です。各々7000の部下を持ち薬師如来を邪魔するものがいれば総勢84000の軍団で戦う。ブラボー。

薬師寺薬師如来

栢木から掘られた一木造。白木の像。白毫なし。飛鳥時代の一部と平安時期初期の如来には白毫のないものも多い。右手施無畏印、左手薬壺。光背に小さな薬師如来が6体。人々を救う時の分身。創建当時七仏薬師として祀られていたが台風で金堂倒壊時に失われてたものを表している。