ハピネス展

4時に六本木ヒルズにてayaちゃんと待ち合わせ．六本木ヒルズ初体験ですよ！それにしてもまだまだ人が一杯．いったい何しに来てるんだろう．そんな私たちの目的は森美術館で開催中の『ハピネス展』．いやあ、もうびっくり．何がって美術館と展望台が同じ入り口なの．展望台目当ての長蛇の列にまじらないと美術館に行けないの．そんなバカな作りがあるか．美術館に行くまでに疲れきっちゃった．並んでる間に見る気をそいでさっさと帰らせる作戦？

思惑通り（？）美術館に到着した時点で既に帰りたくなってしまい、ほとんどどのスペースを素通りしてしまった．ま、最初から目的は若冲の『鳥獣草木図屏風』だけだし．そもそもこの『ハピネス展』自体、時代も地域も何もかもがごちゃまぜでどこに注目していいのかさっぱりわからなかった．若冲以外で目に付いたのはターナーのスケッチくらいだな．あ、北斎と春章の肉筆春画は無駄なほど丁寧に描かれていて素晴らしかった．

お目当て若冲は、京都の若冲展では人ごみから覗くしかなかったのに、今回フロアが違ったせいかすっかり閑散とした空間で見ることができた．結局かなりの割合で展望台目当ての人がついでに美術館にも寄ってみたってことか．日本も絵画で私が惹かれるのは構成のおもしろさ、アイデアの奇抜さだったりするのでこの若冲の屏風も当然お気に入り．こういう人が商品デザインとかやるとさぞかし面白いものを一杯作ってくれただろうに．