浮世絵花ざかり@たばこと塩の博物館

http://www.jti.co.jp/Culture/museum/tokubetu/eventJan05/index.html
こじんまりとした展示数で1点1点じっくり見ることができた.100円でこれはお得だわ〜.


「花ざかり」の花とは当然桜のことで、最初は華やかな桜を描いた浮世絵コーナーだった.
この展覧会に行く気になった最大の理由は月岡芳年の名前があったからだけど、残念ながら1枚しかなかった.
豊国の役者絵の配役が豪華でしたね〜.道成寺の花子が三津五郎、所化が團十郎菊五郎ですよ.助六に至っては團十郎バージョンと菊五郎バージョンが同じ場面にいました.すっげー.意休が幸四郎、揚巻が田之助、白酒売が三津五郎
こういうのってほんと今の歌舞伎座で売ってる写真と同じだね.組み合わせによって絶対に売り上げが違ったはずだ.


おもちゃ絵は実際に組み立てた完成品がおいてある心遣いが嬉しかった.なかなか完成品って見られないからね.
役者の顔と何種類もの髪型が一杯付属しているのとかってまさに着せ替え人形感覚だよね.自分でチョキチョキ切り取って楽しんだろうなーって思うと江戸時代がとても身近なものとして感じることが出来る.是非グッズとして売って欲しい.私もやりたい.


戊辰戦争あたりの絵は去年1年大河を見た後では見るのが少し辛い.浮世絵は基本的に江戸で江戸市民のために描かれているので幕府寄りのものが多い.『徳用奥羽屋』のように会津と長州をもじったものだとわかっているといないでは絵の見え方が全然違う.