北京ヴァイオリン

好きです.心温まる良い映画でした.
母親の形見のヴァイオリンに才能を発揮する男の子と、彼と彼のヴァイオリンの才能に自分の全てを賭けている父親がヴァイオリンのために北京に出てくるところから始まる物語.
最初は男の子の表情が苦手だったのに、性格がわかるにつれてだんだん可愛く見えてくるのが不思議だ.
憧れのお姉さんも最初はお金第一の利己主義者かと思いきや、実はとっても優しくて見た目以外も綺麗な人だった.
2人の先生もお父さんもライバルの女の子も、そして男の子も、中心となる登場人物がみんな一生懸命で真摯な態度で生きている.
普段の自分には自信を持って「無い」と言えるからこそ、たまにはこういうのを見て自分を振り返らないとね.
近代化が激しい地区と昔のままの地区、そして貧富の差など映画の中の北京の生活レベル格差がとても同じ時代を描いているとは思えないほど激しい.実際の北京もこうなのかもね.