香取慎吾インタビュー in MORE
新選組!が自分に及ぼした影響を淡々と語ってくれてます．
このインタビューがいつされたのかわからないけれど、少なくともインタビュー時点ではまだ時差ボケから抜け出せてないようです．
最後の方の香取近藤の憑依具合は見てるこっちまで大丈夫かと心配になるくらいだったから、そりゃ本人はしばらく抜け殻にもなるでしょう．
収録が終わった瞬間呆然としていたら山本耕史が花束を持って現れて、笑顔なのにサングラスの目が泣いてたんですよ。それを見たら、もう号泣だった
山本君の顔を見たら泣いちゃったって香取君が自分の口で語るのは初めてなんじゃない？
これは何度も聞いた気がする．言わなきゃいられないほど本当に本当に真実だったんだろうね．
山本くんからの電話も、10回に1回しか受け取らない。つきあい始めの恋人みたいだけど、いきなり距離を縮めるのもナンだし（笑）。…＜中略＞…僕は少しずつ、変わることに挑戦中なんだと思う
「山本さん」から「山本くん」に変わってる！！
香取君って常に「敬語」のイメージだったからすごく驚いた．最近は山本くんって呼んでるってこと？
初めて芸能人の友達が出来たかもと語る香取君．頑なに芸能人との交友を拒んできた香取君にとって山本君はじめ新選組の共演者はそれほど大きな影響を与えたのね．
そしてそれは仕事に対する姿勢にも変化をもたらしているらしい．
10年以上トップアイドルで来た人が仕事への態度を変えるって相当凄いことだよ．自分の存在意義全てに近いでしょ．それを変えようって思ったんだから、そりゃ凄いことですよ．
そしてそんな影響を与えてしまった山本君も凄い．
でもきっと山本君自身も相当影響を受けたはず．だって一方通行の作用なんて考えられないもん．
ブータンの見知らぬ人の中で生活する山本君は、新選組！のいろんなエピソードで漏れ聞こえてきた副長山本君とは違い、やんちゃな少年の一面を見せつつも非常に常識人で控えめな印象を受けた．
いつだったか、新選組！の現場における山本君の姿に驚いたと三谷さんが書いてるのを読んだことがある．
（探してみたけど多分まだ手当たり次第にTV雑誌を買ってる頃じゃない時期だったのか手元にはなかった）
本来彼はああいうタイプではない、どちらかというと他人のテリトリーには入らずほっておくタイプだと、だから新選組!の現場での姿を見て驚いた．
確かこんなことを語っていた．三谷さんの人の本質を見抜く才能は凄いと常々思っているので、おそらく大河前の山本君はこの印象の通りだったんだと思う．
もうちょっと探してみたらステラで「僕の知ってる山本さんは、もっと個人主義的な人だったんです」という一文発見．でも私が読んだのはこれじゃないな．もちょっと長く詳しく語ってた．うーん、あれはどの媒体だったんだろう．
人が好き、人のために生きてると公言してはばからない山本君のことだから、大河の現場で自分がしなくちゃいけないことを直感的に理解してああいう行動をとったんじゃないかな．チャノミバで言ってた「自分でもなんであそこまでやったかわからない」って言葉がふと思い出された．
巷では大河が香取君に及ぼした影響に話題が集まっているけれど、もしかしたら山本君も大河をやったことで物凄く変わったんじゃないかしら．香取君が山本君に支えてもらったのと同じくらい．山本君にとっては香取君を支えていくことこそが自分の存在に意味をつけてくれる重要なことだったんでしょう．
こういう役者自身の物語が表のドラマと並行して見え隠れするというのも新選組！が稀有なドラマだと思う所以です．
だってさー、本来なら香取君と山本君がどうなろうと別に関係ないじゃん．
なのになんでこんなに気にかかって、一つ一つに感動しちゃって涙ぐんじゃったりするんだろう．
もう、自分もいい歳で、彼らもいい歳で、そんな青臭いこととっくにどこかに置いてきたつもりだったのに．ねえ．
2人とも小さい頃から芸能界にいるせいか、逆に驚くほど芸能界ズレしていないのね．そこがすごい．
