静岡ライブ

MIHOっちとぷらっとこだまで静岡までGO!
ちょうど同時刻に着いた妹と駅で合流、ライブまでホテルのラウンジで暇をつぶし、今期初めてのBUCK-TICKライブに参戦です.
今井さん側の花道端脇の席です.

「ゴシック」という明確なコンセプトのあったアルバムにあわせ、ライブのほうもセットから衣装から構成からまるで一編の芝居を見ているかのようにかっちりとしたものだった.幕があがってライブが始まり、幕が下りてライブが終わるという非常に単純な演出だけれども、ライブと日常の境界線をはっきりと形にして示してくれたことで、オーディエンスも安心して非日常の世界に身をゆだねることができた.
悪の華』や『狂った太陽』の頃のステージってこんな感じだったなーってしみじみと懐かしくもあり.

赤いソファや仮面、杖、人形、ろうそく、シャンデリア、ゴシック建築などここまでベタにお約束の世界を披露してくれたら言うことありません.私も妹もあのシャンデリアがいつ落ちてくるんだろうってわくわくしてたのに、さすがにそこまではしてくれませんでした.ちっ.


ここのところのライブでは毎回どこかでダレちゃって「早くこの曲終わらないかなー」って時間があるんだけど今回はそれがなかった.ニューアルバムの曲がどれも好きだからか.途中で挿入される昔の曲が全体の中から浮いていないことにも驚いた.『Misty Blue』も『誘惑』も単体としてはそれほど好きではないのに、ライブの中に絶妙に馴染んでいたので気にならなかった.『Mona Lisa』はツアー当時あっちゃんのボーカルがかなり微妙でいつもはらはらしたけれど、今回は大丈夫でしたね.しかも意外とああいうゴシック世界に合ってた.
『Tight Rope』は正直またか?と思う曲だけれども、結局好きなんだよね.気持ちよく聴いてしまう.『カイン』は相変わらず薄暗い中でノリノリな今井さんに釘付けです.この曲の何が今井さんを躍らせるんだろう.
本編ラストは『夢魔』.この曲は大好きです.かっこいい.


オープニングのあっちゃんはふるふるかISSAYかといった風体でした.こういうの好きです.でも『DOLL』でアンティック人形の髪をわしづかみにして振り回してるのは、つい首がもげたところを想像してしまって笑いのツボど真ん中.続く『月蝕』で今井さんが謎の踊りであっちゃんのまわりをグルグル回るもんだから笑いが止まらない.何の儀式だ?
意表をつく動きをしないで〜.全神経を総動員して、頑張って笑いをこらえました.


アンコールでは何年かぶりにメンバー紹介を聴いた.そういえば昔は毎回必ずやってたな.アニイはヒデさんの時にはヒデさんの曲のリズムを、今井さんの時には今井さんの曲のリズムを叩いてた.
今井さんは『DIABLO』ではタバコを吸いながら演奏、最後は舌で火を消してた.ピエロメイクが超キュート.そんな今井さんにめろめろです.
あっちゃんの今回のカットは正解ですね.いつもは汗や水でぺったりしちゃう髪の毛が今日は最後までナチュラルでぐんと若返って見えた.時たま少年のように見えたのはフィルターですか?


例年のツアーに比べると随分本数を減らした今回に限ってなんでこんな楽しいライブをやってくれるんだろう.チケット増やすにももう行けるところがないじゃん.NHKホールの1日目を増やすかなぁ.