五稜郭祭り前夜祭 ゲスト:山本耕史

函館へ

空港にてNさん、Iさんと合流し7時40分発のJALにて一路函館へ!
函館便には妙齢の女性グループ客が大勢いて、そのカテゴリーの団体はほぼ全員目的は一緒なんじゃないかと疑ってしまった.少なくとも機内への行列の前後は会話の内容からして明らかに目的は同じでした.そしてNさん達のお隣さん達もその後碧血碑でおみかけすることになりました.


9時5分無事函館空港着.
函館どころか北海道は初めて、もちろんお祭りも初めてなのでどう動いていいのかまったくわからない.土地勘もない.前日から函館入りしていたSさん姉妹からの情報をもとに、私達はホテルに荷物を置いて山本君の一番最初の参加地である碧血碑に直行し、2番目の土方歳三最期の地はあきらめて五稜郭に向かうことに決定.

碧血碑

碧血碑までの道のり.
ホテルから碧血碑までタクシーで移動.噂通りの山道に驚きつつ碑に向かうと既に20人〜30人くらいの人がいて碑前祭隊列の到着を待っていた.まだまだ閑散としてたので碧血碑にお参りしつつ裏の文字を写真に収めたりとのんびりムード漂う中にも、どこで待っていたらいいのか、どこにいるのが一番いいのかを何気にチェック.歳三最期の地にいるS姉妹から向こうの様子がメールで送られてきた.あっちも比較的人が少なくてどこにいたらいいのかわからないらしい.


着いた直後の碧血碑の様子.人がいなさそうに見えるけど実は20人くらいはいたんです.
そうこうしてるうちに、係員が登場して碧血碑の前によく運動会なんかで使いそうな大き目なスピーカーを設置.高らかに鳴る音楽は官軍側の例の笛の音だったような違うような.メロディーをきっちり覚えてないので自信なし.
どうやら碑のある段上にはいられないらしいので一斉にみんなで下に降りてそれなりに通路の目安をつけて、スタッフジャンバーのおじさん達に「壁」と呼ばれた列をなし立ち位置を確保する.
予定の10時50分近くになるとさすがに人は増えてきたものの、それでも100人には満たなかったように思う.先週の日野を思うと嘘のようだ.



(この黒田さんの後ろに山本君がいます.)
音楽と共に黒熊をかぶった黒田清隆、ちょび髭姿の榎本武揚を先頭に隊列が遠くからやってきた.
おっ、山本君はこの2人の後ろにいるじゃないですか.黒革のジャケットに黒のVネックセーター、微妙にこげ茶のパンツに良く見る茶色の革靴といういでたちで、寒くないのかしらって心配になってしまった.
いや〜、本当に本当に寒かったのよ.でもまだまだこんな寒さは序の口だった.


隊列は一端碑の下のちょっとした開けた場所で止まり、そこで順番に儀式が執り行われるのを待っていたため、山本君も黒田&榎本両人の後ろで広場にじーっと立ってることになり、偶然その立ち位置がほぼ目の前だったので、思わぬ至近距離でじっくり眺めさせていただきました.15分の予定らしくその15分のほとんど同じ場所で立っていたので、ある意味その場にいた人全員が近くで見放題だったわけです.突進する人や場違いに握手を求める人もいなかったせいかスタッフの仕切りもそれほどなかった.


みんなひたすらカメラやビデオで撮影はしているものの、場所が場所、行事が行事なだけに嬌声をあげたりすることもなく静かなものだった.ただあまり騒ぐこともなく小声で喋りながらも、山本君の周りを良いアングル目指してぐるぐる周回しているギャラリー群(もちろん私も含めて))という不思議な光景が展開されてた.
私も最初のうちこそ「写真!写真!」って撮影してたけど、あまりに同じ角度同じ表情が続くので途中から撮影はやめた.いつもニコニコしてる印象の山本君だけど、さすがにこの場所では神妙な表情で碑を見つめてました.
榎本役のおじさんが「俺たちだけだと男ばっかだけど山本さんが来ると女の人が一杯でいいな.」とかなんとか大声で軽口を叩いた時はギャラリーだけでなく山本君も笑ってた.


山本耕史さん」というアナウンスで山本君が献花のため階段を上り碑の前へ、当然ギャラリーもぞろぞろ動く.その後山本君はまた全部の儀式が終わるまで同じ場所に戻って立っていた.
一般用の菊も用意されていて隊列参加者以外でも献花をすることができたので、にわかカメラマンを含む多くの人が献花を行っていた.
最後(のはず)は全員で黙祷.後で聞いたら歳三最期の地では黙祷する山本君を容赦なく撮影してたってことだけど、碧血碑ではこの時ばかりはみんな碑の方を向いて真面目に黙祷しました.


山本君は次の目的地に移動する時になってようやく握手したりのサービスをしてたみたい.私はというとデジカメで動画撮影に挑戦してました.動画って楽しいのね.今頃になって気づいた.
この頃になると山本君もさすがに寒くなったのか手をこすりあわせたりしてたけど、それでもまだこの後の歳三コンテストの時ほど鼻の頭が真っ赤になってはいなかった.


後で撮影した動画を見て気づいた.私が動画撮影しながら「おばさん、頭がちょい邪魔…」って思ってた女性は山本君のお母様でした.萩尾さんの姿もあった.ちゃんといらしてたのね.全然気づいてなかった.


えーっと、最初の最初でこんなにまったりと長く山本君を見られたので(役者としての彼ももちろん大好きですが、そもそも私は彼の顔自体がとても好き)、既に十分満足してしまった.1日目の11時にしてもう目的はほぼ達成した気分です.


五稜郭


のろのろ歩きながらタクシーを捕まえ、一路五稜郭へ向かう.
五稜郭はまだ桜が残ってましたよ!例年にない寒さのため桜やらつつじやら、普通は順番に咲いていく花が一気に見られるらしいです.
この寒さの中お花見をしてる函館人が信じられません.恐るべし地元民.
入り口には船の形の山車が2台展示(なのか?)してありました.これがパレードで山本君が乗る開陽丸なのね〜.でも寒くて頭を上げられません……


オープニングセレモニー


五稜郭の内部にステージ発見.あら、こちらもまた閑散としたもので.
ステージ前にはブルーシートが敷いてあり、その後ろにはパイプ椅子が3列ほど並んでいて、さすがにパイプ椅子はもう空いてなかったけどシートはまだ大丈夫だったので、シート上の場所を確保した.
ステージ下手に会議机のような茶色の机が並べてあり、どう見てもそこが審査員席ですよーって主張してたけど、果たして山本君がどの順番に座るかわからなかったので、実はもっと上手寄りの場所の方が良かったことがあとで判明した.というのもステージに対して斜めに設置した椅子の、客席から2番目に山本君が座って、一番客席に近いところに黒熊着用の黒田さんが座るものだから、下手寄りだと常に前屈み&あの髪型の黒田さんが邪魔になって山本君が見えなくなってしまったの.


さて1時のオープニングセレモニーまでこの吹きっさらしの場所でひたすらじーっと待つわけですが、私はここで体力の半分以上を持っていかれてしまった.待つこと自体はチケ取りで慣れてるから平気なんだけれども、とにかく寒くて寒くて.東京の気分でいると有り得ない寒さで心底冷え切ってしまった.ショールも手袋も帽子も持参で一応それなりの防寒対策はしてきたつもりなのに、持ってきたカイロはなぜか貼るタイプじゃなくて今時珍しい持つタイプだったり、冬用を履いてきたはずなのに実は夏物のパンツを間違えて履いてきちゃったりと、詰めが甘かったのが敗因か.とにかく寒くて集中力が切れそうになった.風さえなければ良かったのに気温もさることながら吹き続ける風が憎い.気温は10度近くあったらしいけれど、風のため体感気温は絶対6,7度だったと思う.さーむー.


1時になってようやくオープニングセレモニー開始.まさかここで山本君が登場するとは思ってもみなかったので、萩尾さんと共に紹介されて壇上に上がって来てくれたのには、これぞ待ってた甲斐があったとちょっと気分が上昇.実はその前からステージ横のテント前にいるのは気づいてたんだけど、コンテストに向けて準備してるだけだと思ってた.


登場した山本君は碧血碑の時とは違い、ジャケットの中に前ジッパーの白いシャツ(微妙なブルーのライン入り)を着用.よく見たら黒いセーターの上にシャツを着てたみたい.前ボタンを外し胸元が開いてたので見ているだけでも寒い.本当にその格好でいいの?ってこっちが心配になった.
鏡割りのため壇上の委員の方々や来賓にそれぞれ刀が配られた際、山本君にはちゃんと赤い鞘の刀が渡されてました.スタッフわかってるね.
微妙にタイミングの計りづらい掛け声だったせいか、ちょっとグダグタになりつつも無事鏡割り成功.BGMが大河OPの旗の画像で流れるお馴染みの曲だったのはいいけれど、あんな短い曲の最後のフレーズだけ残してブチッと切れたものだから思わず会場から笑いがおこった.
鏡割りの後山本君はすかさず抜刀して刀を上に上げるというサービスをしてくれた.ばっちり動画で撮りました.こういう時はデジカメじゃなくてビデオのほうがいいのかなあ.デジカメ動画は画面が小さくて動いてるのは嬉しいけれど物足りないのも確かなんだ.


土方歳三コンテスト

思ったよりも楽しかったコンテスト.山本君目当てだったものの普通にコンテストそのものを楽しみました.
最初はコンテストの演出方式がわからなくて、榎本役で登場する人も出場者なのかと思ってたら、この方は例年コンテスト出場者の相手役を勤めてる方らしい.もう名前も覚えましたよ.モリさんです.本名はモリタカシさんだけれども、ちょっと太めなことからずーっとモリフトシ君と呼ばれてるらしい.確か観光課か何かにお勤めの方だったように記憶してます(うろ覚え)
出場者でもないのにこの森さんがいい味出してて、ついつい最初の台詞で笑ってしまう.山本君もこの方は気に入ったらしく、最後のコメントで「いいですね」と言及してました.わかるわかる、この人は癖になるよ.


コンテストは結構女性の方も出てました.土方が榎本をなじって飛び出し、銃に撃たれるというシーンを再現したものです.後で聞いたら台詞は毎年違うけれど、一番の見せ場だからという理由で土方最期のシーンというのは同じだそうです.舞台の右手に銃を構えた官軍役の人がいて、実際に銃を撃つんだけれども、当然のようにタイミングがぴったり合うことのほうが珍しく、大抵ステージ上の出演者が銃が撃たれるのを待ってる状態になるのが残念というかおかしいというか.


ナルシスト全開で真面目に死んでいく人や、アクションで目を引く人、小道具を駆使する人、ネタに走る人などそれぞれ工夫をくらしていて、同じ場面だというのに出場者人数分の土方を見せてもらった.
審査員には実行委員長の黒田清隆、山本君、萩尾センセ、山本君のマネージャでもある山本母、市長代理などの地元の名士が顔をそろえていた.司会の女性もなかなかおもしろくて、「デーブイデー」と言った途端、客席中から突っ込みが入ったのにまったく動じることなく進行を進めるあたり只者ではない.あ、コンテストの頃にはちゃん一応それなりにカメラを手にした人垣が出来ていた.それでも日野に比べたら10分の1にも満たないくらい.函館は穴場だなあ〜.
机の前に貼ってあった名前を書いた紙がめくれるくらいの風の中を、その風に吹かれるがままになってしまう審査員席はさすがに寒いのか時たまカイロを鼻に当てたり頬に当てたりしてた.最初にひざ掛けが配られてたけど、それは最後まで使ってたのかな.私の場所からだと足元は全然見えなかった.鼻の頭も耳の頭も真っ赤でしつこいようだけれども大丈夫かしらって心配だったけど、もしかしてバイク乗りにはあのくらいなんてことないんだろうか?


出場者の演技が終わったあとの審査員のコメントで度々ふられた山本君.他のおじさま審査員がこういうコンテストでは珍しく辛口だったりするのをちゃんとフォローするコメントを出してました.優しいね.たまに口ごもりながらも如才ないコメント
コメント部分はバッテリーとディスクがもつ限りは妹が録画してくれてました.適当に書き起こし.

  • 「かっちゃん」と言って死んでいった男性に:「かっちゃんって言うのもパクった感じで(笑)それくらい好きってことで.最後のアクションも凄いですね.僕もちょっと高い点数がつきました」
  • 3人組でネタに走ったチームにちょっとした辛口コメントが出た後で:「僕は好きでしたよ.おもしろくというところの欄が特にないので、笑いっていう欄がないんで僕的には特に気にしなくていいと思います(笑)良かったです.」
  • えーっとダレに対するコメントかわからなくなってしまいました:「まぁーあのー……まあいいや(会場笑)こういうところで喋るっていうのは、声も通らないし難しいですからね.でも勢いが凄くあって良かったと思います.」
  • 新選組!の未放映集に入っていた歳三の紙を切りながらの口上を真似て最期にコルクを取り出した高校生くらいの女の子は山本君にコメントをもらえるというだけで既に涙ぐんでいた:「基本的に女性の方が、なんていうんですかね、本当は土方さんは男性なんですけど、いろんなことを練ってくる力っていうのは女性の方があるみたいですね.一杯見てくれたっていうのもわかったから、まあ、そんな、泣かないように.本当に良かったです.ありがとうございます.楽しみました.」
  • 松田優作似を自己申告した男性に:「土方さんの写真と髪型とか、お顔の顔立ちとかもちょっと似たような感じて、容姿は僕は一番いい点数です.背も高いし.いくつあるんですか、身長?」「183センチ」「おっきいですね.谷原君と一緒ですね.伊東甲子太郎と一緒です.」
  • 日野から来たという天然理心流の女性には「以前お会いしましたよね?」と声をかけていて、さすが女性のことは忘れないんだなあーって妙なところで感心した.「僕も天然利心流の…今何代目になるんですか?」「今十代目です」「十代目にちょっと…あ、九代目の方に教えて頂いたのかな?」「あ、そうだったんですか」「最初の方.すごいね本当に」「失敗しちゃった」「いえいえ、ほんとにね、すごい命がけの殺陣なので、それがやっぱりおっと拍手が起こるような迫力を持ってるのがポイント高かったんじゃないかと思います」

この女性の紹介で「天然リ……」「天然シン…」となかなか「天然理心流」が言えない司会者に思わず「理心流」と突っ込みいれてたのは山本君だったよね.

  • すみません、どなたへのコメントか忘れましたが女性の方です:「バランスでいえば、僕はすごく近いと思うんで、あとは他の人のユーモアとかいろんなことと、ね、こう計算してそれが結果がどうなるかってことだけですね.バランス的には言うことないと思います.(小さな声で)まあ、僕の言うことでもないですけど(会場笑)」


続くちびっこ大会では満面の笑顔でステージを眺める山本君がいました.さすがに「まだやるの?」と思ってしまったにもかかわらず、ちびっこ達の可愛らしさと3組という出場グループの少なさであっという間に終わってしまったちびっこコンテスト.
山本君のコメント「ほんとみんな可愛くて、最高ですねこれ.もうちょっと見てたい感じがしますけど.いや、ほんとにこれから楽しみですね、みなさん、このままずっとやってたら.かっこいいですよ.まだやってるし(笑)(←舞台上の子供達は最後のポーズを決めたままずーっと静止してたの.きっと先生から終了の合図がないといつ止めていいのかわからなかったんだろうな〜)」
こちらでもモリさんは官軍鬼に扮して大活躍.またもや彼に大笑いさせてもらいました.


トークショー

審査員結果が出るまでの短い間、ステージで萩尾農さんと山本君とのトークショーがありました.進行は引き続き司会の女性です.

  • 1年間を通じて演じたけれども戦い続けてるところで幕を下ろしたので燃え尽きた感は無い.
  • 土方歳三とはどんなイメージか?)まっすぐで負けん気が強いというか、それで新を貫き通しっていうね.僕はあの役をやりながら、皆さんもう気づいているとは思いますけど、実はね厳しく出来る人ほど実は優しい人だったりすると思うんですよね.だから、凄く一番あの中でみんなのことを気づかってたのは土方さんだったんじゃないかなって、僕は思いますけど.

目新しい話題は特になかったけれど、日野に引き続きこちらでも続編の話が出て、「もし続編があるなら土方をやってもらえますよね」という質問に相変わらず「わかりませんよ.島田をやるかもしれないし」と答えてた.「もし続編があったら函館ロケですよ」とも言っていて歓声を浴びていた.
明日のパレードについてでは、やはり気になるのは天気です.なんでもこのパレードに雨は付き物らしい.
「みなさん、来られるのであれば防寒して」という山本君に(司会者)「船に乗ってらっしゃる方には傘はないかもしれません」「あ、大丈夫でございます(会場笑)」
あなたは平気だろうけれどそれを聞いてるこっちは平気じゃないですって.せめて傘くらい差させてあげてはくれないものかとまたまた心配になってしまった.
函館だけあって、「以前函館に来ないと土方の気持ちがわからないんじゃないかと言っていたのはどういう理由からか?」といった質問が出ていたけれど、だめだ、既に朦朧としてて答えを全然覚えてない.
「函館は僕にとっても特別な場所」とは言ってた.

結果発表&表彰式

ちびっ子コンテストから発表.山本君はここでも常にニコニコして子供の頭を撫でてあげたりしてた.子供好き?
大人の部門では比較的真面目に取り組んだ人が受賞をしてた.
総評を求められた山本君.
「僕は全員に良い点を入れました.演技という点では正直に言えば全員ひどいです(観客笑)でも思い入れという点ではみんなすごくあると思うので全員5にしたので、点数が低いのは僕の責任じゃなくて他の審査員のせいだということで.」と笑えるコメントを残してくれました.

レセプション

先着150名が参加できるという18時半からのレセプション.1日十分堪能したし、かなり疲れてたし、この時点では山本君はくるかどうかもわからなかったし、正直どっちでも良かったんだけれど一応並んでみようということで五稜郭タワーに行ってみたら、予想に反して十分150人以内に入れそうじゃないですか.並んでみましょうかね.そんなこんなで無事整理券を確保して、時間までは一端ホテルに戻り、再度会場である五稜郭タワーへ向かう.今日は何度この道を往復したことやら.


入り口で入場料2000円を払って中に入ってみたら、あら、会社の慰安会のような雰囲気の立食パーティー会場ができあがってました(といってもうちの会社は一応雅叙園とか八芳園とか使ってたからこんな手作り感一杯な感じではないけどさ)
意味もわからないまま来てみたら、どうやら実行委員の方々やコンテスト出場者の方々のパーティって括りらしい.そこここで新選組隊士や官軍側の紛争をした人が見受けられ最初こそとまどったものの、時間が経つにつれ普通に思えてくるから不思議なものだ.


さて山本君はというと、乾杯のタイミングにあわせて萩尾農さんと一緒に会場に来てくれました.お疲れだというのにありがたいことです.この時は碧血碑の時と同じくインナーは黒のセーターだけになってました.一応挨拶をして、乾杯の声と共にコップ一杯のビールを一気にグイッと飲み干してました.あっという間の退場だったけれどもちゃんと顔を出してくれた心遣いに感謝です.


その後は歓談タイムを挟んでコンテスト入賞者の紹介でした.歓談タイムの間には洋装をした人たちが次々に記念撮影に応じていて、私達はてっきりコンテスト入賞者の人達だと思っていたら、どうやら明日のパレードに出るお馴染みの人達らしい.あまりの人気ぶりに驚いた.例のモリさんも甲斐甲斐しくビールを出したりコップに気を配ったりとあの格好のまま働かれてました.


入賞者紹介では土方扮装を解いた出場者の素顔が見られました.一人一人挨拶があってそれもまたなかなか楽しく聞きました.妹は「こんな場所まで来てこんなことしてる自分がバカみたいでおかしい」と笑ってたけど、まあ、そうだね.確かにふと我に返って何してるんだろうって思うと自分がバカみたいに思えてくるな.でも非常に身内感覚で楽しげなレセプションの出席者の方を見てるとこっちまで楽しくなってきた.
肝心のコンテスト入賞者の方は、山本君出席ですっかり影が薄くなってしまい柱の影で「おかしい、僕が主役のはずなのになんでだ」とぶつぶつ呟いてたらしい(妹目撃談).確かに何年も出場してやっと掴んだ優勝だというのにすっかり主役は山本君に奪われた形になってたもんなあ.とはいえ当の彼より洋装姿のパレード参加者のほうがはるかに目立っていたことも確かで、しかも翌日のパレード中止により彼の主役の座は永遠に失われてしまったのでした.残念.


パレード参加者の皆さんの紹介が終わったあたりで会場を後にした.五稜郭祭り公式サイトのBBSを担当している方としばらくお話させて頂き、すっかり前夜祭自体も楽しみました.


夜景

明日は雨予報だったので疲れた身体にムチ打って函館山まで夜景を見にいってきました.2人だと絶対タクシーでなんか行かないけと4人いると値段がかなり微妙なことになるので、結局タクシーでぐるっと夜景コースを回ってきました.
空気がクリアだと青森まで見えるんだって.残念ながら今日は霞がかってしまい対向の山も見えなかった.街の夜景そのものはばっちり.
一番上の展望台は寒さに加え強風が吹き荒れ、耳がちぎれるどころか顔ごとちぎれそう.吐く息は真っ白だし、これ何度あったんだろう.恐ろしい寒さだった.


函館って異国情緒が売りの街なのね.坂があったり洋館があったり港があったりと規模は違えどちょっと神戸に似た雰囲気なのかな.昼間に見るとまた違った印象を受けるんだろうな〜.
1日いても一向にどこが繁華街というか中心部なのかさっぱりわからなかった.同じ道ばかり通ってたせいかしら.


ホテルにて

夜はお互いが撮影した画像の鑑賞会.私のB5サイズのモバイルPCに何人もたかってる様子は尋常じゃありません(笑)
デジカメの扱いに慣れてなかったので「デジタルズームは使わない方がいい」「動画は楽しい」「あまりに暗いところではさすがにフラッシュを使う」など、当たり前のことを山本君を素材に学ばせていただきました.贅沢な素材だわ〜.


今日は朝から晩までずーっと山本君を見てた気になるくらい山本君尽くしの1日でした.
この人はああいう場ではいつもニコニコと嫌な顔ひとつ見せず、人当たりも良くて穏やかで、かといって無駄にテンションが高いわけでもなく、見ていて非常に気持ちがいい.
私にとって山本君は素敵な男性を見るというより可愛い動物を見る感覚に近い気がする.可愛いな〜.