ベルリンの至宝展―よみがえる美の聖域@東京国立博物館

ayaちゃんと2つの美術館をハシゴした.


世界美術の流れというか概略をパパッと見るタイプの展覧会でした.なんでもあり状態だったので頭が忙しい.エジプトやメソポタミアギリシャ、中世ヨーロッパなどを神様中心にピックアップしてあった.裏のテーマは各地の宗教か?
展示品目は多かったけれどこれというものは少なかった.


エジプト美術では、大きな羊が可愛かった.羊ってオシリス神の化身だったかな?(忘れちゃった)
あとはアマルナ美術の特徴が素晴らしい『ネフェルティティ王妃の頭部』が美しかった.美人だ.
『ホルスを抱くイシス女神』は後のキリスト美術のピエタ像の原型とも言える母子像だった.


古代西アジア美術では『アッシュール・バニパル王の樽型文書』がおもしろい.アッシュール・バニパルは世界史でお馴染みなので余計に注意を引いた.樽型に文字が描かれているらしいんだけれども、どれがどう文字に見えるのかさっぱりわからない模様だった.
中世ヨーロッパ彫刻では木製の彫像にホッとした.石の彫刻ばかり続くと木のぬくもりを実感する.
ヨーロッパ古典絵画ではボッティチェリの『ヴィーナス』.ポスターになってる写真では愚鈍な顔に見えたけど実物は全然違いちゃんとボッティテェリ独特の夢見る瞳になってた.
ドイツの近代美術は話題にならないのもさもありなんと納得のつまらなさ.何故かあったマネが良かった.