松尾スズキ『ギリギリデイズ』

ギリギリデイズ (文春文庫)

ギリギリデイズ (文春文庫)

途中から本文が目的なのか宮崎吐夢の書く注釈が目的なのかわからなくなる一冊.
松尾さんがWebに書いてた日誌を本にまとめたもので、1999年〜2000年の松尾さんの動向がうかがえます.ちょうど『キレイ』の台本に苦労してたり『パンドラの鐘』に出演してたりする頃なので、表を知ってるとより楽しめる.
ダメだしをくらったという『君が代』コラムの元原稿がやばいくらいおもしろかった.あんまりおかしいから電車の中で怪しい顔になってたと思う.
解説は水野美紀ちゃん.松尾さんの大ファンなんだって.本文中で松尾さんが美紀ちゃんへの愛を語ってた.美紀ちゃんは1回だけ飲みの席で一緒になった時に新感線女優Mさんが某大物女優の物真似を本人の目の前でしようとするのを止めるのに必死で松尾さんとお喋りできなかったのがとても残念だったんだって.(Mさんって誰よ.村木さんしか思い浮かばん)
仕事したことないってことだけど、いつか松尾さんの舞台に美紀ちゃん出ないかなあ.少し異質なところが逆にあうと思うんだけどな.