メーテレ浮世絵コレクションから お江戸の遊び心


浮世絵に描かれた遊びをまとめた展覧会.
季節ごとの遊びのコーナーでは凧揚げ、花見、端午の節句、七夕など季節感たっぷりの絵がもりだくさん.今も昔も変わらないものは変わらないのね.
歌舞伎や相撲、見世物といった特別な興行を楽しむだけでなく、江戸の人達はことあるごとに船を出したり花の名所に出かけたり釣りをしたりと自然をのんびり楽しむ術を知ってるって感じで羨ましい〜.ま、ほんとのとこはわからないけど、浮世絵から伝わってくる限りは遊ぶ時には目一杯遊ぶぞっていう気概すら感じた.
洒落がきいてる判じ物や風刺画などはいつ見ても面白い.こういうので日常の鬱憤を晴らしてたのかなって想像するのも楽しい.オランダから伝わったという鏡中図はいわゆるトロンプ・ルイユの浮世絵.刀の鞘に映して見たそうだ.
風俗を描いた浮世絵は女性の着物の柄あわせを見るもの楽しみのひとつ.今の感覚ではありえない色や柄の組み合わせが大胆で素敵.



最後に4色刷りを試してみた.
インクの塗り具合とかバレンの力加減とかコツがわからなくて色が濃く出過ぎちゃった.
こういう作業は大好き.10色刷りとかやってみたい.