RENT

見に行けて良かった.
ほとんどストーリーを知らなかったので映画を見て"How do you measure, measure a year?"という歌詞の意味がようやくわかった.
なんと波乱に飛んだ1年なんだろう.あまりに濃くてあまりに長くて短い1年.
でもあの刹那的で衝動的な生だからこそキラキラ輝いて見えたんだろうなあ.
今の私から見ると、若者が敢えて生き急いでるように見えて、それがなんとも切なかった.
貧困街に住んで、その日暮らしで、それでもアーティストを気取って独りで生きてるって自負してて、そんな強気な彼らだからふと見せる弱気な一言が本音として迫ってきた.
そしてそんな本音が歌にのって語られる.歌が持つパワーをとことん感じる映画だった.
簡単な歌詞の繰り返しがメロディーと歌声によってどんな饒舌な台詞よりも心に響いた.
そしてやっぱり舞台で見たいと思った.映画は空間や時間が実際に移動するから時間の経過はわかりやすいけれど、どこか客観的に見てしまう.これが舞台となると客が同じ空間を共有できるというだけでなく、演じてる役者陣が上演時間の間中シームレスに役を経験するわけでしょう.RENTみたいな感情の起伏の激しいドラマほどその効果が出てくると思う.11月の来日公演が楽しみ!
CD買おうかな.


記憶に残った歌詞.

Will I wake tomorrow from this nightmare?
Will I lose my dignity?
Will someone care?

There's only us, only tonight
We must let go to know what's right
No other course, no other way
No day but today

I can't control
My destiny
I trust my soul
My only goal is just to be
There's only now
There's only here
Give in to love
Or live in fear
No other path
No other way