KKP#5『TAKE OFF 〜ライト三兄弟〜』

本多劇場
作・演出 小林賢太郎
出演 オレンヂ/久ヶ沢徹小林賢太郎

何故か開演30分前までサンシャイン劇場と勘違いしてて、家でのんびりくつろいでた.最後に念のため場所確認ってチケット見たら、え?本多?
一瞬頭真っ白.間にあわーんって慌てて家を飛び出したものの、予想通り遅刻しました.5分でもおしてくれてたら間に合ったのに本当に14時きっかりに始まったらしい.頑張ったのにな…(あきらかに自分が悪い)


さて今回はひょんなことで知り合った3人が飛行機を作るお話.
これ、はじめ村上淳が出る予定だったんだよね.急遽代役となったオレンヂがまた正反対のイメージな人なんで、あの役を村淳がやってるのが想像できない.ちっちゃくて子供っぽい印象で、残り二人におもちゃにされてたから、当初の脚本から結構変わったんじゃないかな.
もやしっ子風情の小林さん、筋肉バカな久ヶ沢さん、ガキンチョなオレンヂと三人のバランスが絶妙で、怪我の功名というかキャスト変更が上手い方に転がっていて良かった.
3人という少人数構成もあってか、これまでのKKPと違いよりいつものコントに近い味付けだった.鉄骨で組んだ無機質なセットがさらにコント感を増してた.コントっつってももちろんラーメンズとかポツネン系のです.
小林さんはソロやラーメンズだと比較的クールで知的でちょっとスノッブな空気を出してくるけど、こと芝居となるといつも人情話にもってくのね.そこが不思議.ある意味ストレートに説教臭い台詞を出してくるから驚くわ.
久ヶ沢さんがユルユルなのはいつものことだけど、珍しく小林さんもゆるかった.舞台の上でアドリブに笑っちゃったり、自然な突っ込みいれたり、そういう姿って見たことなかったからちょっとびっくりした.とりあえず物凄く楽しそうなことだけは確かだった.最後のカーテンコールで全員スタンディングでリズムとったりジャンプしたり、周りに引きずられたのかやんちゃな小林さんがいた.