文楽『夏祭浪花鑑』

太夫さんの語りを生で初めて聞けた〜!住太夫さんの語りや蓑助さんの人形使いを堪能してきました.
感想後ほど.

【感想追加】
久しぶりの文楽、1列目でだったので人形の関節の動きや細かい仕組みまで見られました.ただ1列目だと太夫が見られないのがさびしい.どうせなら人形と太夫一緒に見たい.文楽って一人で何役も語る太夫の芸を楽しむのが一番のお目当てだったりするから.
太夫&蓑助そろいぶみの釣船三婦内の段はみごたえありました.お辰の粋でかっこいいことといったら!自分の顔焼いちゃう心意気にしびれた.三婦に詰め寄るとこも鬼気迫ってて綺麗なこと綺麗なこと.人形だということを忘れて見惚れてしまった.見せ場であるということもさることながら、語りと人形であるということを忘れてしまうくらい芝居に入り込むことができた.
長町裏の段、ここまできてようやくこれ歌舞伎で見たなって思い出した.これ勘三郎さんがよくやってたなーって記憶はあっても、自分が見たことは忘れてた.といってもこの間の勘三郎さんとこのをTVで見たくらいだと思う.文楽でも殺し場はこれでもかというくらいあれこれ見せてくれるものなのね.血だらけになった義平次がガバッと出てきたり、団七があれやこれやと見得をきってみたり、語りがなくなってからがとにかく長かった.突然現れる神輿の一段があまりに唐突で、一連の惨劇が夏の熱に浮かれた出来事なんだなーってことが強く印象に残った.
文楽はパンフが安い上にちゃんと床本がついてくれるのがうれしい.もっと見たいけどチケ取り大変なんだよなあ.