アルバムその後

通勤のお供で毎日聴いてます.当然私は初回限定盤を購入したので15曲を楽しんでいるわけですが、カツンメンバーが今回「カツンの入門編にぴったり」と口を揃えて言ってるように、ちょっと興味持った人は10曲入りの通常盤を聴くわけですよね?それ、薄くない?
濃過ぎと言われようがボーナス5曲のほうががっつりカツン色が出てると思う.10曲のほうだとまずシングル3曲でしょ.でラスト2曲の曲調が似てるでしょ.間に昭和テイストなDISTANCEとまったりバラードのMOTHER/FATHERが入るでしょ.あーカツンだーって曲が冒頭に集中してるせいで段々うすーくなって散漫な印象になっちゃう.初回限定だとその後どっぷり濃いカツンワールドが広がるからいいんだけど、これが10曲しかなかったら寂しくなっちゃうかも.カツンに関してはアイドルというよりは歌い手として先に好きになったので、好みの曲を歌って欲しいなと思うわけです.
とはいえ第一印象でビミョーだった「un-」とか今はむしろ好き.これとか「Our Story」とかは最初NEWSとかあらし(と言いつつよく知らないけど)とかが歌いそうな曲だなーっていう爽やか爆発な曲調に馴染めなかった.でも結局のところカツンの声が効果的に使われてればそっちが優先されちゃうみたい.
先日カツン曲が歌われるということで少年倶楽部を見てみた.そしたらABCとかがPrecious Oneを歌ってて、普通に綺麗なユニゾンになってたのを聴いて、カツンメンバーの声の特徴に改めて気づいた.個々の声を知らないけれど、Jrおっきい組で歌ってるとそれぞれの声が交じり合ってまろやかーな男の子の声で聴こえてくるのね.でもカツンだとそうはいかない.良くも悪くも声がブレンドされないっていうか、わりと尖った音質で聴こえてくる.無理やり分けるとすれば、年下組と年上組で声質が二分されて、年下組のがざらっとしつつも金属的な硬い声で、年上組が柔らかくて湿った声で、ユニゾンになると年下組系の声のが目立つんだよね.で、そこに赤西君とか中丸君とかの甘めの優しい声がかぶってくるのが好き.歌にのみ限定すれば、亀ちゃん、赤西君、田中君、中丸君の声があればいいや(田口君、上田君、ごめんよ!でもここはひとつ正直に行く!).基本、亀ちゃん&赤西君の声が絶妙に組み合わさってると、あーカツンだーって安心する.んで、Heavy目な曲調だと田中君のラップがリズム刻んで、赤西君のフェイクがあって、中丸君のブンツクがかすかーに聞こえて、そういうのがカツンを聴く醍醐味.引くこと知らないかのようにこれでもかって得意技を重ねてくる冗長さがカツンの良いとこだと思う.
最近個人露出インタビューでまた「……」って感想しか持てなくて、雑誌買ってはイヤンな気分になり続けて、お金出して落ちてるなんてなんと不毛な行動なんだろうと我ながら残念な気持ちになってた赤西君ですが、やっぱさー、この歌と声は武器だよ.これがあればいいやって思うもん.
あ、あとSHOT!のあるワンフレーズの亀ちゃんの声がとても好きです.