劇団☆新感線『オロチロックショー』@リキッドルーム

古田新太 橋本さとし インディ高橋 フランキー仲村 吉田メタル 右近健一 岡崎司 TAKI他

とにかく楽しかった!!! 笑って踊って気分爽快!


行ってきました、オロチロックショー.楽しかった〜!!!
整理番号200番台前半を持っていたにもかかわらず水曜は絶対定時を過ぎる会議が入ってて、んもー気が気じゃない.前に行けなくてもいい.男性が多そうだから背の低い私なんかが前に行っても背中ばかりでステージ見えなさそうだもん.でも、でもロッカーだけは死守したい!早めに行けるMIHOっちにロッカー確保を託す.

案の定時間オーバーした会議だが、終了直後猛ダッシュで新宿へ.歌舞伎町を走りに走る.でもってリキッドへの階段も駆け上る.死ぬ!MIHOっちがロッカー確保してくれてたので薄着になってドリンクをもらいはずんだ息を整えながら後ろの方でまったり開演を待つ.いつものライブとは微妙に違う客層もおもしろい.階段上ってくる時も5階くらいで「このへんかなあ」ってドア開けそうになってる2人組みとかいたし.会場に入るとすぐ目に入るいのうえさん.この人はなぜこうも目立つのかしら.他に目撃したのは帰り際にゴミ箱の横にいた元光ゲンジの佐藤アツヒロ君のみ.すごい地味っつーか馴染んでててっきりスタッフだと思ってしばらく気づかないで見ちゃったよ.

さて、本編ですが、もうっもうっ、大変!オロチの5人があの扮装で登場しただけで大笑い.というか、「うわー、やってくれてるよぉ〜」って嬉しくなって笑いも漏れるさ.古田さん、直前に見たのがSLAPSTICSだったからもっと悲惨なのを想像してたら、全然いけてるじゃん.本人は「脂身ロック」と笑いを取ってたけど、オロチの格好まだまだ大丈夫!計4回、古田さんにいたっては大阪、東京の2回しかない公演だったからファン感謝デー的にお茶を濁すイベントかと思いきや、さすが新感線、きっちり見せてくれた.正直ここまで本気でやってくれるとは思わなかった.そりゃもうはんぱな踊りじゃないもん.武富士のダンサーなんて目じゃないよ.酸欠で倒れるんじゃないかってこっちが心配するほどの暴れっぷり.ブラボー!

東京は特別ゲストということで明星さん登場.『LOST SEVEN』の中から1曲、そして古田さんとのデュエットで『ダメ男』を歌ってくれた.役者やめちゃったのがほんともったいない.

そして何といっても右近さん.ぷるぷるのフレディーもどきで気色悪いんだか可愛いんだかおかしくてしょうがない.カップ麺を投げながらの『長崎ちゃんぽん』、そのままで終わるかと思ったら袖にひっこんで『ピンポン』窪塚君仕様になって再登場.「We are the champion〜♪」のメロディーがまさか「くーぼづかのピンポーン、うまーい」になるとはっ!ベルばら風の金髪カツラをかぶってみたり、キャットウォークしてみたり、影の主役とばかりに大活躍.

さとしさんは正統派.ポール・スタンレー(あとでKISSのメンバーだとMIHOっちが教えてくれた.KISSとかツェッペリンとか守備範囲外でよく知らないのだー)の物真似は相当本人に似ているらしい.髪型といいプロポーションといい歌のスタイルといい、まっとうにカッコイイ.

古田さんは新太之丞になったりゴローになったりしながら進行役も務め、まさにフル回転のフル操業.テレビとかだと単なる小太りのおっちゃんにしか見えないのに、なんであんなにかっこいいんだ.去年の『スサノオ』、口では「古田さんで見たーい」って行ってたけど本気でできるとは思ってなかった.それなのに、ああ、それなのに、今なら断言できる.出来ますよっ!!古田さん!!!うわー、見たいよー.古田さんのスサオウ.

他にもメタルさんの『ジャイアント・ジェラシー』ネタとか、TAKI君のソロパートとか盛りだくさん.おバカなことやってるけど、皆さんはんぱなく歌がうまいんだよー.だからこそこっちも心置きなく笑えるってもの.

2回のアンコール含め約2時間弱という時間があっという間だった.もっと見てたかったよー.あんなに出来るんなら、今回だけじゃなく恒例行事にして欲しい.でもあの運動量を見ると「4公演だけだから」ってことで皆さん無理を承知でOKしたんじゃないかなあ.

「せっかくだから映像化してほしい〜」って叫んでたら「でもアップで見たら引くかもよ」とMIHOっちから冷静な突っ込みが入る.ぎゃっ、いつもと立場逆!???


【追記】
オープニング.ステージにオロチの格好をした5人が登場.素敵素敵!!最初からヘドバンやりまくりで、あっけにとられるというか凄すぎて笑っちゃった.

MCは古田さんがメインで進行.「7年間休んでいたわけではない.地道に破壊活動を続けていた」と、この活動休止期間の破壊活動報告.「家庭崩壊という一番身近な破壊活動から始めてみた.が、ある意味一番怖いとも言える」と古田さん.さとしさんは「新感線を退団した寂しさのあまりチワワを3匹飼った.」と報告.ライブ前に一発気合を入れるためストリップを見に行ったら、出たところでいきなり警官7人に囲まれたらしい.「最近では松岡という奴が二代目を名乗っているが、芸も身体もまだまだ厚みが足りん!!何年かかったと思ってるんだ!」とお腹を叩きながら言い切る古田さん.あーもう古田さんのスサオウが見たいよ〜〜.かっこいいだろうなあ.

最初は古田さん、さとしさん、インディーさん、メタルさん、フランキーさんの5人がオロチの衣装で登場、最後はそこに右近さんが加わっての大爆発.途中のMCで古田さんが「きっついねー」って本音を漏らしてたけど、いやもう最後は「きついね」どころの話じゃない.ほんと凄かった.

古田さん:さとしさんと2人でほぼメインを取りっぱなし.歌って踊って笑かして、八面六臂の大活躍.最初はオロチの格好、もっといっちゃってるかと思ってたけど意外と横幅は大丈夫.なにげに隣のさとしさんと幅を比べてみたけど実際多少太い程度.横から見ると太いのか?それともあの真っ白のもち肌が太く見せるのか?ソロパートは新太之丞のカツラ無しバージョンで登場.『時たま天狗になって』と『夢相撲』を披露.東京特別ゲストの明星さんと『ダメ男』デュエット.けっこうメタメタになってた古田さん.途中から今回のツアーTシャツ(?)になってたけど、ゴローの時は金色に光るジャケット着用.

さとしさん:かっこいいね〜.『Dragon Rockers』に『Rock'n Roll Outlaw』が生で聴けた!前日オロチのCD聴いて予習した甲斐があったよ〜.KISSの例のメイクを施した顔の羽織(?)がお似合いでした.声、髪型、プロポーション、どれもにハードロックにぴったり.古田さんと明星さんのデュエットにポール・スタンレー姿で割り込み、作り物のギターを叩き壊してたりと大暴れ.

右近さん:笑った笑った.まさに飛び道具.フレディーから金髪巻き毛、あげくにマッシュルーム窪塚君と七変化.大きなことを言ってても最後には必ず腰が低くなってしまうところもキュートです.なんとも可愛らしい方です.

メタルさん:サイレントジェラシー、もといジャイアントジェラシーで往年のYOSHIKIのコスプレで登場し、くだらないネタで古田さんからハリセンをもらってた.オープニングでは手品を披露.

TAKI:ソロコーナーあり.『夢桜』と『ASHURA』の生歌を堪能.夏の再演も当然この歌はあるんだよね??? ナチュラルヘアのTAKI君は芝居の時と全然印象が違って少年みたいだった.

1日で終わるのがもったいないくらいのステージだった.またやってくれないかな.これが無理だとしたらせめてあのメンバーでスサノオシリーズをやってくれ〜