WASABI
- 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
- 発売日: 2004/05/28
- メディア: DVD
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日本のゲーセンで銃撃戦があること自体が既に信じられん.母親がスパイっていきなり明かされてもねえ.死体の爪から取った土を分析して京都の神社を割り出してるんだけど、そもそも前提である「近代的な火葬場で頭に白い三角の布までつけた死装束の死者の爪が汚い」というのがありえない.最もありえないのがどこに行っても流暢なフランス語を話す日本人がいること.警察官、銀行員、弁護士、店員、ホテルのフロントマン、ヤクザの親分、みんなべらべらとフランス語を話してる.ありえねー.広末涼子がジャン・レノの娘ってのも大概にしろってなもんだが、彼女をつけねらう悪役もマヌケ過ぎてサスペンスも何もあったもんじゃない.この展開のゆるさも設定のゆるさも何もかも、ヨーロッパ人から見れば舞台が日本ということで全てチャラなのか.
広末涼子もなあ、演技してるんだかなんなのか、一本調子過ぎて父親に対する気持ちってのが全然わかんなかった.うらんでるのか慕ってるのかどっちだよ.ただフランス語はすごく頑張ってたと思う.発音だけでなくちゃんとフランス語のリズムになってたし.