SummerSonic03 - kogameのブログ

行ってきました、SummerSonic03．
フジロックと違いご近所気分なため当日までフェス気分が出てなかった．近場故のメリットもあればデメリットもありか．

顔ぶれが発表になったときにWOW!と思ったRadiohead, Blur, Travis, Stereophonicsの中で結局見られそうなのはRadioheadだけだったから、最近暑いしBUCK-TICKに前に合う時間でいいやって内心思ってたのが、MANDO DIAOを見ようってことで午前中に新木場でMIHOっちと待ち合わせ炎天下の中海浜幕張へ向かう．前日の大阪でMANDO DIAOの客が凄いことになってたらしいけど大丈夫かしら．

メッセ到着後は様子見をかねてINDOOR STAGEへ行き演奏中の◆THE RAPTUREを聞く．ちょっとVo.の声がロバスミっぽい．ちらっと見える左のサックス（か？）吹きの兄ちゃんがいい感じ．ライブハウスに比べてステージが随分高く作ってあるのか背の低い私たちでも場所さえ良ければなんとか見える．が、周りを男性に囲まれたら無理かな．

◆MANDO DIAO

はPAブースの横あたりに場所を確保して開演を待つ．次から次へと人が入ってきて会場内ほぼ満員なところに、メンバー登場した途端後方から突進してくる客多数．人の流れから外れたところにいて良かった．全然知らないバンドだったけど人気あるのねー．たまにちらっとボーカルと左のギターが見えた程度だけど見えなくても曲がおかしくて気にならなかった．いちいちお決まりの決めやらタメがあって笑える〜．こうまでお約束をやってくれればそりゃおもしろいわ．

INTERPOL

は大阪で評判が良かったので見たかったんだけどのんびりお昼を食べてたらすっかり終わってた．あらら．外の日差しを見るだけで焼けるような暑さが想像できるので一足でも外に出る気がしない．空調が効いたメッセ内でタイ料理とケバブとタコライスの昼食を取る．ううむ、快適なのはいいけどフジのようにご飯食べながら昼寝しながら音楽を聴けないのが残念．環境を楽しむというフェスではないからしょうがないか．

◆THE MARS VOLTA

を後方で見る．すごっ．ボーカルとギターのアフロペアのパフォーマンスに圧倒された．といよりあっけに取られたわ．ただ1曲が長くて集中力が途切れちゃう．全部似てるし環境音楽聴いてるみたいだった．

◆BUCK-TICK

はのんびり後ろで見るつもりだったのが、意外と見えるってんで前まで行っちゃった．今回もまた20分の押し．どうしてこうPunctualに出来ないんでしょう．ここのところちょっとひどいのが続きすぎ．
メンバーはツアーの時と変わった様子はなし．選曲もまあまあ予想通り．単独と違い時間が短いからその分凝縮されてて楽しかったし、何より単独ライブの時よりメンバーが見やすかった．単独ライブでこの位置（センター7,8列目くらい？）だと全然見えないもん．マイクの調子が悪いのかBUSTERの今井さんボーカルがほとんど聞こえなかったのが残念だった．モナリザではかなりバランスよくなっててほっとした．でも相変わらずこの曲は演奏しづらそう．あっちゃんはMC無しでいくのかと思いきや、おもむろに喋りだすもんだからこっちがドキドキしちゃったじゃないの．まったりした曲がなかったせいかあっという間に終わってしまった．欲を言えば『極東』や『残骸』のような最近のシングルは削って久しぶりの曲が聴きたかった．

さて次はメインイベントの

◆Radiohead

です．トイレ行ったりベトナム麺を食べたりしてたらもう7時！うわっ急がなきゃ．本日始めてメッセの外に出てマリンスタジアムに向かう．遠いなあ．
最初からアリーナに行く気はなかったけどさすがにこの時間だとスタンドもぎっしり埋まってるのね．幸いにも階段近くの通路が開いてたからそこに座って見ることが出来た．待つこともなくすぐに始まった．2年ぶりの生Radioheadだ！

set list
1.there there
2.2+2=5
3.morning bell
4.exit music
5.the national anthem
6.sail to the moon
7.sit down. stand up
8.no surprises
9.bones
10.kid A
11.go to sleep
12.just
13.a punchup at a wedding
14.paranoid android
15.idioteque
16.everything in it's right place
アンコール
1.pyramid song
2.a wolf at the door
3.karma police
4.creep

ノックアウト．1曲目の『There There』から先、ほんとにあっという間で、後で20曲やったって知ったけどまだまだ全然聴き足りない．CDで聴いた印象とライブの印象がこうも違うバンドも珍しい．ライブバンドだよね．曲のタイトルとか覚えてないけど、明らかにCDとはアレンジの全然違う曲もあって曲を聴いてるのが本当に楽しい．『THE BENDS』からの曲もやってくれたのが嬉しかった．

端から端まで走ってたりと楽しそうなトムが遠目からもよっくわかった．「どうもこんばんは」（確か）という最初の挨拶からして日本語の発音が上手すぎる．前の公演のときもなめらかな日本語フレーズに驚いたけど、今回も日本語MCに笑わせてもらった．緊張感の漂う演奏の後に「暑いですね」とか言われるこのギャップがいい．
ジョニーは相変わらず子供みたいに音と戯れてて大変可愛らしい．ジョニーといえばドラえもんのような001のようなTシャツ柄が気になってしょうがなかった．あれは何のTシャツだったんだろう．

『No Surprises』『just』あたりは聞き惚れてしまった．ここのところ最新アルバムばかり聴いてたせいか、このアルバムの中の曲もすんなり耳に入ってきてくれた．『Karma Police』は合唱がなかったのが寂しかったけど、一応口の中で囁いてみた．大掛かりな照明も効果的に使われてて視覚にも楽しいライブだった．マリンスタジアムのライブはRadioheadしか見てないからわからないけど、他のバンドもオリジナル照明を使ってたのかしら．前回の来日公演もかなり凝った照明が使われていて音だけでも素晴らしいのにショーとしてもクオリティの高いものを出してきてくれていてプロだなあって感心したけど、今回も同じようにちゃんとエンターテイメントしてくれていた．これはもう格が違いすぎるって普通に思うよ．これまでインドアばかり見てたせいもあるかもしれないけどね．だって飛行機がひっきりなしに飛ぶ夜空の下の開放感いっぱいの空間だけでも気持ちが良かったもの．音の洪水と光の洪水って印象のライブだった．

でっ、最後の最後に『Creep』です．コアなファンでない私にとっては「えっ？やるんだ？」ってちょっとびっくりしたくらいだったけど本気ファンには感涙ものだったのね．さすがにこの曲では回りも立ち始め、私も立って感動のおすそ分けをもらってみた．あーこんなことならちゃんと歌詞を覚えておくんだった．ジョニーの「ガガッガガッ」で眩しく光る照明がいやがおうにも盛り上げてくれるなあ．ちょっくら感動してたのに最後にトムが関西イントネーションで「コンバンハ！」って明るく言い放つもんだから爆笑しちゃったよ．
すかさず花火が上がっていい余韻となりました．あー、いいもん見た．

帰りはもっとすごいことになるかと思いきやなんとか京葉線に乗り込めたので順調に帰宅．終わっちゃったなあ．やたらと評判の良かったTRAVISが見られなかったのが心残り．RadioheadとTravisは次いつ来日すんでしょ．早く来て〜．

サマソニは近いしインドアは涼しいしお手軽なところがいいね．フジのあののんびりまったり具合も是非もう一度味わってみたい．Depecheが来たらなんの迷いもなく行くのになあ．フェスではお声がかからないのか．いや、そもそも来日すらずーっとしてないか．

あ、そうだ．11時過ぎに気分良くコンビニまでの道を歩いてたらまーた海外から電話かかってきた．いくら出張中とはいえそっちも日曜じゃん．いいから休め．なんで週末にわざわざ電話かけてくるかなあーもー．せっかくのいい気分が台無しじゃ．腹が立ったから「お疲れさまです」じゃなくてわざと「コンバンハ」って言ってやった．この嫌味が通じる相手なら苦労しないんだけどな……