4Knights『ベストミュージカル』
- アーティスト: 岡幸二郎/石井一孝/戸井勝海/吉野圭吾
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2002/04/11
- メディア: CD
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岡さんがもう少したくさん歌ってくれてたらもっと前に買ってたのになあ.3曲だけだから躊躇してたんだけどさ、もう我慢できません.ああ、早くレミゼのCDが出てほしい〜.岡ジャベール欠乏症だわ.
えーっと、イニシャルKがつく4人が歌ってるから4Knightsなのね.
石井さんは『キャンディード』で生歌を聴いた.『RENT』や『ヘアー』からの曲を歌ってるだけにオーソドックスなミュージカルというよりはロックミュージカルあたりが似合いそう.っていうかそっち系の歌い方がちゃんと出来るのね.多分ご本人が好きで歌ってるんだろうけど、あの超有名な『アクエリアス』はどうしても好きになれない.しかも声重ねすぎてるからどれが石井さんの声なんだか初心者にはわからないときた.後2曲は良かった.
現役アンジョルラスの吉野さんは、うーん、決して下手じゃないんだけどこのメンバーからすると1段レベルが落ちる.ただアンジョの歌よりは『BIG』のような明るくポップな曲のほうが合ってるんじゃないかしら.『My Fair Lady』のフレディの曲は歌うことに精一杯っぽくてちと辛いか?
戸井さん、すごく特徴のある声ではないので「うまいなあ〜」とは思うもののこの方自身の感想は難しい.でも『ミス・サイゴン』からのナンバー「ブイ・トイ」がすごく良かった.いい曲だなあ.うーん、『ミス・サイゴン』も見たくなってきちゃった.やばっ.
そして岡さん!いやはや良い声だのー.石井さんと違って正統派ミュージカル声とでもいいましょうか.声も正統派なら歌い方も正統派.その分歌だけ聴いたときのおもしろみには欠けるのねん.役を演じる舞台の上からの生声で聴くのにはかないません.でもでも『ラ・カージュ・オ・フォール』からの『I Am What I Am』がすっばらく良かった.もーこれを聴けただけで大満足.根性すわった歌い方がいいじゃないですか.『オペラ座の怪人』からの「Music of the Night」では低音の魅力がばっちり.
ラストの『Aspects of Love』からの「Love Changes Everything」は、”オリジナルキャストのマイケル・ポールが歌ってイギリスでヒットチャート2位まで上昇”と解説にあるんだけど“マイケル・ボール”じゃなくて“ポール”なの?マリウスやったマイケル・ボール氏じゃなくて?マイケル・ボール氏なら聴いてみたいんだけどなあ.あの甘い声はちょっとすごいもん.
全体としてはバラエティーに富んで楽しい1枚で満足.不満があるとすれば40分とひじょーに短いこと!いまや70分超えのCDも珍しくないというのにこの短さはどうでしょ.せっかくこのメンバー集めたんならあと1曲ずつ増やしても良さそうなのに.