Echo & The Bunnymen@恵比寿ガーデンホール

ものすごく久しぶりに恵比寿に行ったらアメリカ橋の向こうになにやら新しいビルは立ってるし、ガーデンプレイスの地下もすっかり様変わりをしていて、一体いつから来てないんだと愕然としてしまった.ライブじゃなかったらタイユバンでパンを買うのになー.
恒例バカラのシャンデリアは今年もきらびやかに輝いてました.

会場は7割方の埋まり具合といったところですか.今エコバニ見ようなんてのはよっぽど好きな人たちでしょ.そしてメンバーと同じようにファンも年を取り、当然年齢層も高め.そんな客層を反映してか静かながらもあったかいライブだった.
セットも何もないシンプル極まりないステージにメンバー登場.っつってもイアンとウィル以外わからない.なぜかウィルにスポットがずーっと当たっててイアンは暗いまま.後ろのほうでまったり見てた私にはたまにしかイアンの姿が見えなかったよ.暗すぎて.

セットリストの半分は昔懐かしい全盛期のもので、それらのイントロが流れると歓声が沸き起こっていた.『Killing Moon』しかり『Never Stop』しかり『Cutter』しかり、あの頃のエコバニの曲にはイントロやリフが耳に残る名曲が多い.あのギターの音色も好きなんだ.それにしてもいまや『Lips Like Sugar』ですらなつかしの1曲扱いだもん.時の経つのは早いものよのー.

相変わらずタバコを蹴る仕草がかっこよかったイアン君はもう高い声が出ないのかな.1オクターブ下げて歌ってる個所や、メロディー変えちゃってる曲とかかなりあって、あれが限界なのかなあと思うとちょっと寂しい.曲間には英語圏のファンと普通に会話してコミュニケーションをとってた.掛け声とかじゃなくてほんとに普通の会話.が、いかんせん遠いのと訛りがすごいのでまーったく意味が取れない.ポカーンって日本の客はおいてけぼり.イラクのこととかブッシュのこととか言ってたんだけど、そこしかわかんなかったし.肝心の会話が全然わからなかったのになんで最後の「ここにいる英語できる人たちに英語習えばいいよ.簡単?難しい?」的な言葉だけ聞き取れるんだ.たまに披露されるぎこちない「アリガト」にイアン君の心遣いを見たわ.片言過ぎて聞き落としそうになったけど最後に「ニッポンダイスキ」って言ってなかったか?

1時間半強の短いライブだったけどアンコール2回ちゃんとやってくれたしラストのアレンジを変えた『Ocean Rain』は最高だったし、なんというかアットホームな良いライブだった.