『DISTANCE』
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2002/06/25
- メディア: DVD
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この映画は見るたびに新しい発見がある.そして毎回ひっかかる台詞が違う.どこまでが台詞でどこまでが役者の中から出てきた言葉なのか、それが気になってしょうがないからつい裏話というか撮影秘話みたいなのが知りたくなる.そんなこんなで、Amazonで注文したもののどこからも調達できなかったらしくお断りメールが来てたSWITCHのDISTANCE特集号をヤフオクにて入手する.その次のカンヌ特集号はAmazonで入手済みで、この映画を取る前のARATA君と伊勢谷君のロードムービーの会話や監督の手記風記事がかなり読み応えがあったので、こちらも届くのが楽しみだ.どうやら思ったよりも多くの部分が役者にゆだねられていたようで、最初はこの映画のテーマが被害者かつ加害者である遺族の生き方にあるのか役者の演技にあるのかわからなくてもやもやしてたのが、監督や役者のインタビューを読むことによってその2つが切り離せないものだということがわかってきたことで、もっと素直に受け止めることができるようになった.うーん、いい映画だ.
是枝監督作品は『ワンダフルライフ』『DISTANCE』共にとても好きな映画なんだけど、どうしても1作目『幻の光』を見る気になれないのは偏に主演が江角マキコだから.1作目ということでドキュメンタリータッチの薄い映画然としたつくりになってるらしいから見なくてもいいかなあ.どちらかという次回作が楽しみ.公開されたら絶対見に行こう.