樹なつみ『獣王星』
- 作者: 樹なつみ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2003/04/28
- メディア: コミック
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ま、ここになくても池袋はいまやオタクの街なので行くとこ行けばどんなコミックも手に入るっちゃー入るんだけどね.というわけどひっさぶりにいつの間にか改装してすっかりきれいになったまんがの森に行ってみた.ここはカバーがかかってないからか普通に立ち読みができるのね.前から気になってた青年マンガの新撰組物『月なんとか』ってのを手にとってみた.普通におもしろそう.でも土方が青年コミックだというのにお目目ぱっちりの童顔で、沖田がぬぼーっとした長身細目なのには驚いた.ある意味史実に忠実っぽいんだけど、史実抜きのコミック定番キャラ付けとしては意表をついてるな.
さて、目的の『秘密』は無事見つけたものの、そのお隣に樹なつみ『獣王星』の記憶になさげな巻が並んでるじゃないの.こういう時にカバーかかってないと楽だね.ぱらぱらっとめくってみてもやっぱり読んだ記憶なし.こういうときに限ってチケット代等々振り込んじゃって手持ちのお金がないのよねえ.ってことで、『秘密』あきらめてまずは『獣王星』の最終巻を買ってきた.
吉田秋生なら最初からハッピーエンドは期待しない.でも樹なつみならなんとか丸く収めてくれそうな気がするじゃん.ああ、でもやっぱりこうなるのね.これだけ長い間かけちゃったから無理やり終わらせちゃうのかなあと思ってたけど、比較的きれいにまとまっていたとは思う.ただまあ対コンピュータの戦いあたりはやけにあっさりしてて物足りなかったかな.でもねえ、サードがああなるとはねえ.サード大好きだったからさ、やっぱりこう気持ちが落ち込むっていうかね.