第20回 鴨を酔わすな

今日もおもしろかった.京都に着いてからは本当に毎回面白い


ダンダラ羽織は近藤に趣味か!ことごとく反対意見を無視される土方に笑った.山南さんも嫌そーな顔してたし、梅の提案は絶対裏あってのことだし、そうなると純粋に「かっちょいー」って思ってたのはトップ2人ってことになりますね.新見は内心絶対「ダサッ」って思ってるはずなのに芹沢に歯向かいませんね.確かにあの鮮やかな水色隊服はさぞかし京都人にバカにされてことでしょう.
今回は大阪出張組@シリアス担当と壬生居残り組@お笑い担当と180度モードが違ってた.大阪ではまたまた竜馬が出てきてどうなることかと思ったら、その後のシーンがすごく良かったのでびっくり.桂をかっこいいと思う日が来るとはねえ.すっかり大物感漂ってるし、相手の一番の弱点をきっちり突いてくるあたりもさすがだし、剣の腕も文句なし.最後まで黙ってみているNo.2二人といい、この場面はそれぞれの性格が出てて見ごたえあった.土方のリアクション無いから珍しく萎縮してんのかと思ったら直後に「いいもん見せてもらった」だもん.やっぱりこういう奴だったよ.それに対する新見は新見で冷静に芹沢分析してるし、こちらも怖いNo.2だよ.
隊士募集案は土方の依頼でしたか.近藤派を増やすことには異論のない山南さんだけど、芹沢達が恐喝で得た金を利用する気満々な土方には思うところがありそう.
さて、大倉君が再登場.うわ、舞台演技とおんなじ!大河でこれをやるか(笑)TV情報誌によれば「剣術は苦手な役だとしてもあまりに下手すぎる」と林先生に言われたらしい.へっぴり腰は演技じゃなくて素だったのか.松原に負けた斎藤、縁側では苦笑って感じだったから、負けて落ち込んでるのかどうかイマイチわからんかった.三谷さんは「かっこいい斎藤」を目指してるらしいけど、いまのところどっちかっていうと「可愛い斎藤」になってるよ.今日も笑顔が可愛らしかった.
お梅さんと沖田の絡みでは、沖田のバカっぷりに頭が痛い.「男は全部敵」って台詞、人生紆余曲折ありそうな梅が言うと迫力あるわー.今日のお梅さんは冒頭の黒猫抱きから川沿いでの呟きまで、全編かっこよかった.
最後の宴会シーン、私的見どころは当然「土方の唄」だったわけだけど、近藤が珍しくかっこよかった.私がいいと思うくらいだから、今日の近藤にグッときた人は多いんじゃないかしら.自分がどんなに侮辱されても激高せずじっと我慢してたのが、深雪太夫(喋らなければそれなりに可愛かった)のためには立ち上がるって、男気溢れてて良かった.まあ、その前の近藤は鼻の下が伸びすぎではあったが.そしてそれをおもしろそうに眺める土方が楽しかったわけだが.
「トシ、謡え」って思わずトシ呼ばわりしちゃった近藤.まあ、そのくらい切羽つまってたんでしょう.土方の満面営業笑顔は胡散臭すぎて笑えた.
多摩の唄、土方、というより山本君、頑張ってたねえ.いくら普段歌ってるとはいえ、ミュージカルの歌とああいう謡いはテクニックが全然違うはずだから一筋縄ではいかなかったと思うけど、かなり上手かった.節回しは完璧じゃないですか.が、さすがにあの独特の喉の使い方(っていうのかな?)は難しかったっぽい.あのメンバーの中ではチビッコ時代から義太夫とかやってるだろう勘太郎ちゃんが一番上手く出来そうだ.といいつつ、あのシーンは山本君の歌声聞きたさにチャプター切ってヘビーローテーション中.
鴨、泣くのかっ!(驚)
今回で鴨と近藤の立場逆転っていうか、懐の大きさ、人間の大きさに差がついたねえ.いつものように「いい子ちゃん」近藤の印象ではなかったので満足.
さて、来週はとうとう沖田が人斬りバージンではなくなってしまうらしい.が、私のポイントはそんなことより土方の上半身裸シーン.梅と何があるんだっ!