TEAM-NACS『LOOSER-失い続けてしまうアルバム』

シアターテレビジョンで生中継してたもの.いきなりサンシャイン劇場って凄いなあ.人気は北海道だけじゃなかったのか.今流行(らしい)の新撰組物です.現代人の主人公が変な薬を飲むことによって150年前の日本にタイムトリップし、新撰組の山南になっちゃうって話.2度目のタイムトリップは長州の吉田稔麿になってまったく別な角度から物語に関わっていくというなかなか凝った脚本だった. TEAM-NACSって5人しかメンバーいないんだ.その5人で全部の登場人物をやってるからとにかく忙しそう.沖田と桂、芹沢と古高、土方と坂本(まあこの2人はあえて一緒だという設定だけど)が一人二役で演じられていて、実際はそれ以上の役もやってるわけで、赤い羽織が新撰組、裏返した黒い羽織が倒幕派とビジュアルで区別をつけてるので比較的わかりやすくはなってたものの、ある程度このあたりの名前に馴染んでいないと訳がわからなくなりそうだった. 5人ともなかなか上手い役者で、中でも沖田役の人が上手く演じわけをしてて感心した.ただ東京でチケット即完売の劇団とかに比べると、この力いっぱいなところがちょっと古臭いかなあって思わなくもなかった.今こんなにストレートにメッセージ性を込めてストレートに暑い芝居をやるところってキャラメルくらいしか思い浮かばんなあ.