小林賢太郎プロデュース#4『レンズ』
いやん、おもしろいじゃん.どうしたことかしら.今まで見た小林賢太郎プロデュースで一番面白かった.前回が最悪に近い出来だったのでもう見に行くことはないかと思ってたのに、今回片桐さんの名前はないし久ヶ沢さんは出るし、ついでに大森南朋の名前まであるし、騙されたと思ってチケット買って良かった.
出演者に小林賢太郎の名前がなかったから、てっきり今回も出ないか、出たとしても顔見せ程度かと思ってたら、ほぼ小林主役に近いじゃないですか.書生姿が素敵でした.しょせん私は嫌味なインテリ好き.
大正〜昭和初期の時代の図書館を舞台に繰り広げられる密室推理劇.霊に関する事件を扱う警部(大森)、アホな警官(久ヶ沢)、たった一人の図書館員(犬飼)、車引き(西田)、売れない作家兼謎解き担当(小林)とキャラだてもばっちり、いつものように間延びすることなくテンポのよいストーリーと文句なし.
うわっ、前回があまりの出来だったから凄い甘口になっちゃった.強いて言えば謎解きがちょっと唐突でご都合主義だったかなあ.不満点はそのくらい.
久ヶ沢さん、大好き.筋肉バカがいとおし過ぎる.つぶらな瞳のバカっぽいことといったら(誉めてます).
大森さん、全然浮いてません.ある意味凄いです.狙いすぎずに笑いを持っていくあたり上手いですね.
小林賢太郎の書生姿は卑怯だろー.あれじゃイヤでも目がいくって.ずるいよ、ずるい.いやもう、可愛かったなあ(←結局それ).