THE YELLOW MONKEY

ガツンとショックを受けてた私に比べ、「復活なんて今更ありえないと思ってた」って妹はやけに冷静だった.くそう、夢見てたのは私だけか.
新しい曲が聴けないとかさ、それはそんなにショックじゃないんだ.何が一番きついって、もうあの4人のステージが見られないってこと.イエローモンキーはまぎれもなくライブバンドだったし、一番魅力を発揮してたのもライブだった.
どんなに下らないMC喋っても、どんなにさむーいダジャレ連発しても、どんなにバカな踊りを披露しても、決して「隣にいる気のいいお兄ちゃん」にはならず絶対的なロックスターとしてステージにいたロビンちゃんが大好きだった.
揃いの振りとか観客みんなでの合唱とか、基本的にそういうの気持ち悪いっていうか気味が悪いと思うのに、何故かイエローモンキーだと素直に受け止められて一緒に「イエッサーッ」って敬礼とかしてた.
ああ、もう、本当に本当に本当にイエローモンキーのライブが大好きだった.もうあれが見られないというのがくやしくて寂しくてしょうがない.また「ロックスター」でパンチ繰り出したり「suck of life」でエマちゃんと絡むロビンちゃんを笑ったり「Romantist Taste」でぶんぶん手を振ったり「バラ色の日々」で大合唱したり「JAM」で泣いたりしたいだけなんだー.
パワステでタンバリン頭にのっけたお茶目なロビンちゃん、パンチドランカーtour横浜アリーナの「甘い経験」でのスタッフ交えてのバカ騒ぎ、spring tour横浜アリーナで目の前で聞いた「JAM」、大雨のひたちなかでの「パール」、大阪ドームで大量のさくら吹雪の中で聴いた「悲しきASIAN BOY」、今でもはっきり目の前に浮かんでくる.HDDレコーダーを買ってから、昔から録画してきたビデオを徐々にDVDに移してきた.今手元にそんなイエローモンキーTV出演記録DVDが10枚ある.まだ残っているビデオが数本あるから最終的には12.3枚にはなると思う.でもそれで全部.寂しい.
「Chelsea Girl」、「真珠色の革命時代」、「シルクスカーフに帽子のマダム」、「SECOND CRY」、「創生児」、「花吹雪」、「人生の終わり」、「球根」
好きな曲を上げていったらきりがない.もう一度聴きたかったな……