第34回『寺田屋大騒動』

おもしろかったー.
ご贔屓の土方、沖田、斎藤がそろいも揃って可愛かったので、それだけでもう言うことはありません.
「はいそこどいてっ」と土方に突き飛ばされる源さんの倒れ方があまりに素晴らしくて何度も見ても笑ってしまう.鼻血たらして決め顔してる土方のバカっぷりといい、このシーン最高!
殴られた後髪が乱れないようにずっと首を上に上げた状態にいるでしょ.疲れそう〜って変なところが気になってしまった.
斎藤のありえないいじけ方もあっぱれ.斎藤って刀以外のことでは本当にお子様なんだ.可愛すぎてどうしようかと思った.
一人であたふた奔走してる沖田もこれまた愛らしい.「ガキの言うことだ」って言われてむくれるひでちゃんも可愛い.沖田ってひでちゃんに容赦ない.
久しぶりのおみつさん.この元気キャラは結構好き.武田と意気投合してたり、変装桂を見破ったりと相変わらずの最強キャラだった.
深雪太夫とつねとの2人きりの対話はお戸瀬さんじゃないけど「賢そうな二人」といった雰囲気で良かった.普段ちっとも可愛いと思えない優香が可愛く見えた.
三谷さんのドタバタコメディーは基本的に苦手だけど(『HR』とかほんとーーーにダメだった)、こうまで登場人物に愛着が湧いてると全然違う印象になるもんだなーとびっくり.大河ということでいつもよりあっさり目に抑えてあったことも原因のひとつ.
かたやお妾騒動で右往左往しているというのに、もう片方は日本の行く末を決定してしまう相談をしてますよ.あー、桂が動き出しちゃったよ〜って後から思うと暗澹たる気持ちにもなったりします.薩長同盟ができちゃったら新選組も下降線をたどる一途だもん.ドラマ的には山南さんの置手紙が龍馬を動かし、そして結果的に新選組に破滅をもたらすってあたりがなんとも皮肉.