クリオネプロデュース『バット男』@シアターサンモール

原作:舞城玉太郎  脚本:倉持裕  演出:河原雅彦
林博之水橋研二
梶原亜紗子=持田真樹
大賀裕介=伊藤高史
増淵豪=カリカ家城
浅井美緒=新井友香
福原仁太=東虎之丞
貝島正=木村靖司
バット男=石川浩司

台風警戒のため職場も残業せずにさっさと帰れと業務命令が出ていたにもかかわらず芝居に言って来ました.
さすがに月に2回も台風のせいでチケットを無駄に出来ません.
あーでもなー、こんなことならサモアリに行くべきだったよ……


倉持さんの脚本ってことだけでチケット取りました.原作あるのを忘れてた自分を恨め!
最初の20分くらいはどうにもこうにも芝居の波に載れなくて半分寝てしまった.
こんな日に限ってシアターサンモールという比較的歩かなくちゃいけない劇場で、もう行くだけでびしょぬれ.
新しいブーツがやられちった、帰りはもっとひどいのかなあ、とあれこれ心配な上に、ほとんど音の無い芝居なのにたまの音響が雨音というタイミングの悪さでちっとも集中できなかった.


裕介とアサコの夫婦の描写になったあたりからようやく面白く感じ始めたものの、ラストがなあ.
あたしゃてっきりバット男を殺したのは林だとばかり思ってたよ.
「俺をバット男にしないでくれ〜」ってのた打ち回られても困る.
とことん私はああいう弱音を吐きつつ自分を甘やかすキャラクターには共感できないのな…