LOOK at STAR

きりがないから買わないつもりだったのに、見た芝居が一杯載ってた&古田さんのインタビューがおもしろかったので思わず買ってしまった.
一応演劇雑誌だというのに冒頭のジャニーズ攻勢はなんとかなりませんか…
「PICK UP STAGE」で取り上げられてた6つの芝居のうち4つ(轟天、痛くなるまで…、アオドクロ、夜叉ヶ池)まで見てました.『痛くなるまで…』ってピックアップされちゃうんだ.なんでだ?スタジオライフの力?

  • 読みどころ

【サダヲちゃんx皆川さんの対談】
この二人が普通に喋ってるところが想像つかない.特にサダヲちゃんって普段はぼけーってしてそうだもん.普段のサダヲちゃんのイメージはクドカンがその昔言った「本を読んでる阿部君なんて想像できない」の一言に尽きる.

サダヲ「(稽古中皆川さんが過呼吸起こしたことについて)いやぁ、優しいよねせ、松尾さんって.だって"気持ち悪いよ"って言ってくれるんですから.ほかのみんなは声もかけなかったもん.宮藤さんなんか、始終大爆笑してたし」
皆川「中にいるといるとよく分かんないんだけど、じつは結構人気あるんでしょ?大人計画って?」

【『走れメルス古田新太インタビュー】
おもしろかったなー.これがあったせいで「買う」って決めたんだ.特に「舞台はファンタジー、日常を見せられてもつまんない」って言葉には共感!そうよ、それよ!だから高いお金を払って舞台見に行くんじゃん!

「ワークショップ嫌いなんであんまり行かないんですけど」(←昨日の勘九郎さんも最初は「そんな横文字のなんて行ってられるかって」言ってたらしいけど実際やってみたらすごーくおもしろかったらしい.古田さんが一度だけ呼ばれて行った野田さんのワークショップにはその勘九郎さんがいたんだって.というかそのワークショップ、勘九郎吉田日出子柄本明古田新太って凄いメンバーじゃん.)
「今回野田さんとふたりっきりのシーンがあるんですよねぇ.野田さんも、リーダーシップとか取ろうともしない人ですからねぇ.本番中いらんことばーっかするでしょ.落としどころとか絶っ対考えてないくせに、勝手に脱線して膨らませて、俺ら周りの人間がちゃんと「ハウス!」って言わないと収拾つかなくなったりするのね.その辺の操縦術は、俺とか松尾スズキさんとか、かなり巧いですよ(笑)」
「日常風景が見たいんだったら俺や八嶋君と飲みに行ったほうが絶対面白いですよ」
「できるだけ(お客さんに)一緒に楽しんでもらいたいから、僕はいつもお客さんと同じ気持ちで、舞台の上にいたいと思う」
●メルス共演者で誰が影のリーダーか?という質問に
「……今回のメンツはみんなマジメな人ばっかりだから(中略)めんどくさいのは秀樹ぐらいじゃないかな(笑)」

野田、古田、松尾ってどんな繋がりが?って思ったら『パンドラの鐘』か!
今思うと野田さんと松尾さんの組み合わせって凄いなあ.


【『リンダリンダ山本耕史インタビュー】
太っ腹の3Pです.山本君、また髪切っちゃったのね.ぽわわーんと可愛い山本君も好きなんだけど眉間にしわの表情は土方以来定番になりつつあるなあ.そして今のところミュージカルが一番やりたいことに近いんだそうだ.うーん、たまには、年に1本くらいはストレートにも出てくれませんか.超個人的な理由だけど、日本のオリジナルミュージカルって苦手なんだもん

今回の僕のテーマは"熱くなり過ぎず、冷静に自分を見つめる"ということ.(中略)僕自身、自分を"熱い男"だと思うのですが(笑)、この作品ではあえて抑えて、クールダウンして取り組みたい

あの人並み以上にあっつーい人がこんな目標たててます.大丈夫だろうか.


『SHIROH』に関しては、いのうえさんと中島さんの対談もあるし中川さん、上川さんのソロインタビューも長いしTop Stageのほうがいい仕事してました.いのうえさんがロック・ボーカリストと客の関係に宗教的関係を見い出し、この作品の構想を思いついたというバンドは、ここでは「あるライブ」と明記してないけどTop Stageにはちゃんとバンド名が書かれてた.
ラルクですか……
hydeですか……
そうですか……