MONO『相対的浮世絵』@シアタートラム

作・演出:土田英生
水沼健 奥村泰彦 尾方宣久 金替康博 土田英生

感想は後ほど.
行ってみたら最前列.最前はきついです.


[追記]
高校時代過失で死なせてしまった友人と弟に、今や中年となった男2人が墓地で待ち合わせるという、一見ファンタジーともホラーとも思える設定ですが、そこはMONO.まるで日常生活の延長のように淡々と物語が進んでいきます.


死んだ二人と会うことで罪悪感を呼び起こされずに入られない生きている二人に対し、死んだ二人は恨みことなく彼らのために何かできないかと画策する.そのすれ違いが非常にリアルでなんとも落ち着かない気持ちになる.どちらも言葉に出しては言えないオモリを抱えている中での当り障りのない会話が見事.
尾方宣久の淡白な物言いが好き.


女優陣がいないのが寂しいけれど(特に西野さんが好きだった)、この話は男だけだからこそ成立するものでもあった.次回公演は未定だということだけれども期待して待とう.